Windowsを更新したら、
右クリックでAIが使えるようになっていた。
ファイルを右クリックして、要約。
やってみると、たしかに楽だった。
でもそのあと、少しだけ引っかかった。
たとえば会議資料。
今までは、とりあえず全部に目を通していた。
大事そうなところを探しながら、なんとなく流れをつかむ。
いまは、右クリックして要約を見る。
先に「大事なところ」が出てくる。
それで十分な気もするし、
それで終わってしまう感じもある。
エラーが出たときも似ている。
画面の文字を追って、
どこがおかしいのかを探していた。
いまは、そのままAIに渡すと
「これが原因かもしれません」と返ってくる。
たしかに助かる。
でも、自分で探していたときとは
少し違う感覚が残る。
長いPDFもそうだった。
最初から読むのが普通だったけど、
いまは先に要約を見る。
読んでいるようで、
読んでいない感じがする。
便利になったのは間違いない。
ただ、
どこからが「読む」で
どこからが「もう読んでいない」のか
少しあいまいになってきた。
右クリックするだけでAIに渡せる。
前みたいに
「これを見て」と意識する感じもない。
気づくと、
そのまま処理されている。
たぶん、こういう変化は
ゆっくり当たり前になっていくんだと思う。
気づいたときには、
「最初からAIで見るのが普通」になっている。
それでも、ときどき
最初の一行だけでも
自分で読んでみる。
なんとなく触れる。
それだけで、
さっきとは少し違う位置に立てる気がする。
