収集車
ただあなたの隣に居たくて
いつでも気丈に振る舞っていた
明るくて眩しい女の子なら
あなたを虜に出来るなんて思った
どんなに苦しくなっていても
笑顔だけは絶やさずに守ってた
いつから作りモノになってたの?
いつから壊れやすくなってたの?
あなたの目線がこっちに来る度
笑いながら目を伏せた
あの日歩いた遅咲きの桜並木も
雨で散って地面に踏み潰された花びらも
ずっと忘れられない
君がくれた春のたんぽぽの花も
寒い日にくれた使い捨てホッカイロも
ごめんね 捨てられない
ただあなたの隣に居たくて
それだけじゃ足りなかったのでしょう
「愛してる。」の言葉がきっと
愛を繋げてくれるなんて馬鹿でしょう
きっとずっと夢見ていたんだね
あたたかい毎日を未来に描いて
いつから幸せを見失なってたの?
いつから笑顔を忘れたの?
あなたの身体がこっちに来る度
涙こらえて身体を避けた
あの日歩いた雨の日の歩道路も
雨で壊れて逆さまになったビニール傘も
ずっと忘れられない
君がくれたたくさんの笑顔も
寒い日にくれたあたたかい温もりも
ごめんね 捨てられない
ほらまた 朝8時が過ぎた
収集車はまた通りすぎる
明日捨てればいい
明日忘れればいい
ごめんね 捨てられない