高機能自閉症アスペルガー症候群 ~うちの場合~ -36ページ目

高機能自閉症アスペルガー症候群 ~うちの場合~

発達障碍の一つ、アスペルガー症候群の長男の
大変だったこれまでの日々と今の日々を綴ります

以前長男が「自殺したいくらいのストレス」と言ったことで相談に学校まで言った時には、担任の先生は

「校長先生にお話しておいた方がよいでしょうか?」と

『そこまでする必要はないと思うけれど』というニュアンスで聞かれたので

「そこまで深刻な状況とは感じないので話さなくていいです」と私はお答えしたのですが

今回はさすがにすぐに校長先生に相談されたようでした。


校長先生と担任の先生とのお話の中で、

長男は「自殺」や「ストレス」などという言葉の意味をしっかり理解できていなくて使っているのではないか

という話になったそうです。


長男は以前から「死ぬのが怖い」と泣きながら訴えることもあったことから

「自殺」という意味も理解して使っていると思うこと

ストレスについても家でもいろいろ長男と話していて、

長男がストレスを訴えた時にはストレス解消のために出かけようか!

と声をかけて、本人の希望のところに行ったりしていること

を話しました。


そして家でも気をつけて様子を見ているので、変わったことがあったらすぐにお知らせするので、

学校でも何か変わった様子が見られたら、連絡下さい

と電話を切りました。


今回、長男が日記に衝撃的な事を書いてくれたので、

担任の先生も、校長先生も、

今は問題なく過ごしていますが、「危険性を含んでいる長男」を

感じていただけたのではないかと思います。


この日記を長男が書いてくれなければ

私がいくら心配だと訴えても、過保護ととらえられて

他にももっと心配な子がいると言われるだけでしたでしょう。


これで、「やっぱり注意が必要な子」と認識していただけたのではないかと思います…


当然親として、心配だし心苦しい気持ちでいっぱいです。

でもそれはこの日記を長男が書こうと書かまいと、「自殺したいくらいのストレス」と長男が言った時から同じ気持ちでした。

だから日記を見た時もびっくりはしましたが、長男に対する私の心構えや言動はその時から変わりないので、案外冷静でいられたのかもしれません。


これからは、先生方も注意してみて下さるでしょうから、私自身は少し安心すら感じます。

今度の3年生の担任の先生には、こういうことに対処できるような先生を考えて下さるのではないかと期待しています。

日記の内容は前回の記事に記載させていただきましたので

先生とのお話について書きます。


長男がどういうことについてそれほどのストレスを感じているのか

先生は直接長男に聞いたそうです。

長男は

A君が長男の自由帳に勝手に何か書こうとした事(実際に書いたわけではありません)について話したそうです。

確か2カ月くらい前の話で、私にも怒りながら話していました。

その件については、A君も謝ったそうで、解決済みの話です。


先生はたったそれだけのことで?と疑問に思ったようです。当然だと思います。

それで、私に他にも心当たりがないか尋ねられました。


私自身も、長男から訴えがあってから、原因をいろいろ考えました。

そして、あくまでも私が思うことで確かめるすべはないのですが

きっと長男にはフラッシュバックしてしまうという特性があるのではないかと思います。

ですので、たぶん長男はある出来事があると、

過去の同じような出来事を詳細に思いだし、

2重3重にもストレスを感じてしまうのではないかと私は考えています。

記憶力がいいと言えばとてもいいことのように感じますが

裏返して言うと、忘れることが出来ないというとても厄介なことになります。


先生にしたら、たった一つの些細な出来事なのだと思いますが、

きっと長男にしたら、その一つからこれまでの記憶の中の嫌な出来事が次々に思いだされることとなるので、

それは耐えがたい苦痛なのではないか…


それは私には想像するしかできず、実感を伴って共感して理解してあげることはできません。しかし、想像の中で、私がこれまで生きて嫌だったことを次々詳細に思いだしていったなら、生きていることが辛くなるかもしれません。


長男が先生に話した出来事について、私は出来事の内容は知っていましたが、長男がどうしても名前を言わないので誰がしたのか知らずにいました。

今回先生から名前をきいて、やはり長男はフラッシュバックを起こしたのではないかと強く思いました。

実はA君のことで、長男は1年生の時にとても悔しい思いをして、家でもフラッシュバックを起こしたことがあったのです。


長男は今8才、これから嫌な経験が積み重なって行くと大人になるまでどれほどのストレスを感じることとなるのでしょう…

自閉症の子に失敗経験をできるだけさせない方が良いとよく言われますが

本当にそうだな とつくづく感じました。


先生には、一つの事から次々嫌な事を思いだすのではないかという事を説明して、また

私たちが感じている感覚とは違った感覚で物事をとらえることもあるので、

私たちが些細な事と感じていても、長男にとっては重大な事と感じることもあるのではないかとお伝えしておきました。

長くなりますので、次に続きますm(u_u)m

こういう時だからこそ、被災地の状況を見て命の尊さを感じて欲しい

そう願いながら、テレビで流れるニュースを見ながら子供たちにいろいろ話をするのですが、なかなかうまく伝えられずにいます。


最近「自殺したい程のストレス」という表現を使う長男

こちらとしてはそういう表現を使って欲しくないのですが

しかし、長男がこれまで感じていた最高レベルのストレスを表現したら

きっとそういう言葉になってしまったのだろうと思います。


長男は日ごろは泣いて訴えるほど死ぬことに対して恐怖を覚えています。

だからいい加減な気持ちで「自殺したい程のストレス」とは言っていないはず…

そう考えると、「その言い方はダメ」と長男に言えません。

気持ちを口に出してなかなか言わない長男がますます今後何も言わなくなってしまいそうで…


昨日先生からお電話があったのは、長男が日記に書いた内容のことででした。


題「みんなへのメッセージ


ぼくは1年でストレスがたまったのでこういいたいです。

「いい、もしも何かいじめがあったら、自さつするからね(よっぽど)。」

と言いたいです。

2010年どは「自さつ」レベルだから、2011年どこそ、いじめないように。


最初の方は名前が書いているので最後の方だけ画像を載せます。


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学年最後の締めくくりとして、子供たちにクラスのみんなへのメッセージとして

先生的には「仲良くしてくれてありがとう」とかいう文章を期待して宿題に出したのだと思いますが…きっとこんなこと書いてるの長男だけでしょうね(^_^;)


私もこれを読んだ時に息をのみました!!

しかし、これが長男の言いたかった事なんだから、書き直させる気にはなれず、そのまま学校に持たせました。


ただ、長男には

「そんなにストレスがたまるなら、先生に時間を作ってもらってみんなに言う?」

と尋ねました。

すると長男は日にちを数えながら

「2010年度は後少しだけだから…」というので

「じゃぁ、2011年度の初めにみんなに最初に話しておくようにする?」

と尋ねると、

苦笑いをしたような表情で何も答えません。←長男の拒否の時の態度です

答えないので「2011年度の様子見てからにしようか?」というと

「うん!」と答えました。


そして「こうやって書いてくれるとわかりやすいからとても良いね!」

と言っておきました。


親としてはもちろん、「楽しかった」などと日記に書いてくれるのが一番安心ですが、何より大事なことは、自分の気持ちを表現してくれることです。

ウチの長男は普段なかなか自分の気持ちを話してくれないので、

少しでも話してくれたり、このように書いてくれたら、どんどん誉めてどんどん言いたくなるようにしていきたいと思います。


それで、実際の長男の様子はというと

少なくとも家ではとてもリラックスしています。

良く笑うし、特にイライラしている様子もないので大丈夫だと思っています。

もちろん、気をつけて様子は見て行かなければと

肝に銘じております(`・ω・´)ゞ