しまなみ海道一人旅~まーさーかーのー!オマケの巻~
今治市に入り、目指すは今治港。
そこに、快速バスの乗り場があり、快適に自転車共々運んでもらう予定。
バスに自転車を乗せるための輪行袋も用意し、自転車を収納。
あとはチケットを買うだけ。
出発予定時刻は13時23分。
只今13時05分。
余裕だな~と鼻歌交じりに切符売り場へ。
前日に諸々調べた結果、尾道へ行くには乗換えが必要なのだが、その接続があまりにも悪い。
仮にここで時間を食うと、東京行きの新幹線も逃す可能性があった。
ので、向島の【向東駅】でバスを降りて、そこからすぐ近くの港でフェリーを使い尾道まで行く、という計画にしていた。
そのことを切符売り場のおばちゃんに伝えると、
「いやいや、あるわよあるわよ!尾道までの接続のいいバス!」
とのこと。
向東駅より手前の因島大橋駅で降りて3分待てば、同じバス停に尾道行きがくるよーということらしい。
ありがたい!
向東から港までは、歩くと結構あるので、また自転車を組み立て直さなきゃいけない手間がある。正直めんどくさかった。
じゃ、それに乗ります♪
「はいはい、じゃ、これが今治から因島大橋まで。そして、これは、因島大橋から尾道までの切符ね~。あらあら、可愛い輪行袋!キレイに自転車入ってるわね~」
おばちゃんとの楽しい会話。
何より、輪行袋とかを当たり前に知っているなんて、流石自転車の聖地にいる方は違うなー!
そんなことを考えているうちに、バスが到着。
おばちゃんに手招きされ、運転者さんのところへ。
「この子、自転車あるから、頼むねー。」
「はいよ。」
なんとも慣れた会話。
「尾道まで帰るみたいだから、3分後のバスに乗れるよう、よろしくねー」
ということまで、おばちゃんが運転手さんに伝えてくれた。
優しいな~。
ありがとうございましたー!
とバスに乗ろうとしたその瞬間、
「え?絶対無理だよ!」
と運転手さん。
は?
「3分は無理だなー。絶対遅れるもん。」
マジ?
するとおばちゃん、
「ひゃー。無理かー!!一か八かだったんだけどなー!!」
ええええええええええーーーーーーーーーー?????
一か八かだったの???
ちょっとーーーーーー!!!!
「まぁ、そしたら、50分待ちなさいよ♪ね(^-^)v」
そりゃないよー。
おばちゃんの笑顔に何も言えず、呆然とした私を乗せたバスは出発。
50分待ったら、新幹線の時間にはギリギリ。
だからといって、当初の予定である向東駅までは、高速バスの切符が因島大橋までしかないので行けない・・・
地図を見ながら悩んだ結果、
よし、因島大橋から尾道までチャリだ!
因島大橋から尾道までは、12キロ。
50分待つより確実だよね。
というわけで、急遽、もうちょいサイクリング~(笑)
因島は、海のすぐ近くを走れて、さらにその海が透き通ってて綺麗だったー。
※おばちゃんにやられたぜーでも、おかげで気持ちいいぜーでも、時間がないぜーの複雑な私の顔と、綺麗な海。
そんなわけで、無事尾道の駅前渡船に到着、乗船。
ホテルであせあせしながらも、予定通りの新幹線に乗れたのでした。。。
いやー、
でも、忘れられない旅です。
普段は一人が苦手な私でも、一人ならではの出会いや発見があるんですね。
本当に、楽しかった!!
次回は、もっとゆったりのんびり走りたいです。
完。