昨日のブログと内容がちょっと被る気もするのですが。目の前に、とある名曲があるとしましょう。身の回りの人に「この曲、エエでしょ?」と尋ねても、大抵の人が「ああ、そーだよねえ~。エエ曲だよねえ~。名曲だよねえ~」というくらいの名曲だとしましょう。

 

その名曲は、何故に、名曲として認知されるに至ったのか?という事に興味があります。名曲は、何をもって名曲となりえるのか?ということに興味があります。そんな事を考えて何になるのか?と言われても、考えてしまう性分なんですよ。難儀な性格してるんですよ、僕は。

 

とある曲があります。その曲を、曲たらしめている構成要素は。

①歌詞

②曲

③歌い手&演奏者

④その曲が発表された時期、時代背景

だと思うんですが、④は構成要素か?とかとも思いますが、とりあえず、構成要素に入れてみます。

 

ザ・イエローモンキーを例にとってみましょう。僕は、まあまあガチのイエモンファンだと思います。自分で自分をそう認識しております。オリジナルアルバムは全部持ってます。PVも(多分)全部観てます。好きな曲は山盛りです。そんなガチのイエモンファンとしても「この曲はやっぱ、バンドとして別格の名曲なんだろうなあ」と思う曲は、、、

・JAM

・バラ色の日々

でしょうかね?この二曲は、、、ちょっと、特化しているかな?とか思う次第です。なんとなく、ですが。

 

ただ、ただ、ガチのイエモンファンを自認する僕にとっては、贔屓の引き倒しですが、いちファンとしての恋は盲目的目線なんですが「イエモンは全部名曲!」なんですよね。ぶっちゃけ。「ジャムとバラ色は、そらまあ凄いと思うけど、他にも素晴らしい曲はゴマンとあるんだぜ。そっちも聴いて!とゆーか全曲聴いて!」ってのが偽らざる思い、なんですよね。いきなり本題の趣旨とズレまくっててゴメンなさい、、、なのですが。

 

「ジャムとバラ色の日々が名曲なのは認める。でもチェルシーガールとかドナとか薔薇娼婦麗奈とかマリーに口づけとかファーザーとか淡い心だって言ってたよとかゴージャスとかカナリヤとかも同じくらい名曲なんだよ聴いてくださいよ!」とか言いだしてしまう派です。メンドくさくてゴメン。だいぶ話がややこしくなってますね。すみませんね。

 

ただ、ただ、多分、世間一般(世間一般とはどのあたりをさすのか?という難しい問題ではありますが)の認識としては、イエモンの名曲っつったら、ジャム、バラ色の日々あたりだろう?とね、想像するわけなんですよ。何故にこの二曲だけは、ガチのイエモンファンの方々以外にも「イエモンの名曲と言えばコレ」と認知されるに至ったのか?ということが、非常に興味がある。

 

スピッツを例にとってみましょう。スピッツの代表曲と言えば?

・ロビンソン

・チェリー

・空も飛べるはず

あたり。の、気がする。気がするんです、僕は。ただ僕はまあまあガチのスピッツファンを自認してるんで他にも、うめぼしとかスーパーノヴァとか聴いてほし以下略!

 

B'Zを例にとってみましょう。B'Zの代表曲と言えば?ありすぎるでしょうが、、、

・LOVE PHANTOM

・ultra soul

・いつかのメリークリスマス

あたり、の、気がする。気がするんです、僕は。ただ僕はまあまあ古い曲世代のガチのB'Zファンを自認してるんで他にも、フライデーミッドナイトブルーとか赤い河とかスイマーよ!!とか聴いてほし以下略!

 

とまあ。何が言いたいのかわからなくなってきましたが、名曲が山のようにあるイエモンやスピッツやB'Zでも、「世間一般的な代表曲」というものは、ある、と思うんですよね。

 

これはちょっと、申し訳ない例えなんですが、僕は「19(ジューク)」の曲に関しては、あまり詳しくありません。でも、そんな僕でも「あの紙ヒコーキ くもり空わって」が、凄く人気があった曲、ということは知っております。リアルタイムで、あの曲がめっちゃ売れていた時代を生きていたので。で、あの曲が「ああ、名曲だよねえ~。当時、めっちゃ流行ったよねえ~」という思いも持っております。

 

19が、ガチで好きな人にとってみると「あの紙ヒコーキ~」だけで19を語らないで!と怒られること必至なので、まことにすみません、、、なのですが、、、19の「あの紙ヒコーキ~」は、19に詳しくない僕でも、あの時代をリアルタイムで過ごしていて、凄く売れたし、(僕の周りの)みんなが知ってたし、アレは名曲だよね、という認識は、ある。これが、ザックリ言う、世間一般の人々側に自分を置いた側として見える「名曲」の在り方かなあ?という気もしますね。

 

「その曲の歌い手のガチのファンでなくても、その存在を知っていて『ああ、アレ、いい曲だよね、』という事の出来る曲」

というものが、何故に存在し得るのか?ということに興味がある。あるんです僕は。ココに辿り着くまでの前置きが長すぎる、、、

 

ある程度の知名度とある程度のキャリアがあるミュージシャンならば、おそらく、そうした「自分の代表曲」という事の出来る曲、って、あると思うんですよ。「その曲」は、そのミュージシャンが作っている「そのほかの曲」と、いったい、、、何が違うんだ?どうして「とある曲が、そのミュージシャンの代表曲」になり得たのか?うーむ、、、分からぬ、、、僕には。分かりません。歌詞?曲?メロディー?時代背景?何がその曲を「特別な代表曲」たらしめたのか、、、うーむ。分からぬ、、、でも、そういう曲が、存在しているのは厳然たる事実だと思うのです。

 

ちなみに。ちあきなおみ。最近、僕は、ちあきなおみにガチでハマっていて、ちあきなおみさんの曲を次から次へと聴いているのですが。最初はそらもうね、ベタですけど「喝采」しか知りませんでしたよ。ええ。でも今では、「喝采」が超名曲だという事はよおよお理解しておりますが。「『喝采』以外にも素晴らしい曲、なんぼでもあるやん、ちあきなおみ。この人、マジでスゲエな!」ということを理解しつつある領域に、突入しているんですよね、自分なりに。

 

例えば、今、ちあきなおみの曲では「紅い花」という曲がウルトラ好きになっております。超名曲だと思います。なにしろ凄い。あと、やっぱり「夜へ急ぐ人」も、本当にガチ凄いと思う。途轍もない曲だなあ、と思います。「夜へ急ぐ人」を作った、友川かずき、という人にもギュンギュンに興味を持つくらい、凄い曲だと思っております。「紅とんぼ」「冬隣」あたりも、すっげえ名曲だよなあ、と思います。

 

「『喝采』は確かに途轍もない曲だが、それと一緒くらい凄い曲は、ちあきなおみには、ナンボでもある」ということをね、理解し始めているんですよね。ただ、それは、自分としては「喝采」から更に一歩踏み出さないと、決して分からなかった領域なんですよね。決して見えなかった世界なんですよね。いわば、僕はいままさに、「ちあきなおみの曲が好き」なのではなく「ちあきなおみ、という表現者その人そのものが好き」という立場に移行しようとしている、と言える気がします。

 

自分は「喝采」という曲が、ちあきなおみの代表曲だ、ということは知っていました。おそらく、多くの人が、その認識だと思います。最近、結構いろんな人に「ちあきなおみ、知ってる?」って聞いて回るんですが、基本的には大抵の人から「ああ、「喝采」の人でしょ」って反応が返ってくるんです。それを踏まえての実感です。

 

それならば、なぜ僕にとっては、そしておそらく世間一般にとっては「喝采」は、ちあきなおみの代表曲と認識されるに至ったのだろうか。何故に「喝采」なのか?「紅い花」でも「夜へ急ぐ人」でもなく、何故「喝采」なのか?個人的には「紅い花」も「夜へ急ぐ人」も、「喝采」と同じくらいの超名曲だと思うのに。

 

とか、そんな事を思う。思う日々なんですよ。まったくもってとりとめのない記事になりましたが。とにかく今の僕は、不思議なんです。「名曲は、何故に名曲となりえるのか?」が、分からないんです。きっと死ぬまで分からないのだろうなあ、とも思いますが。本当に、ロックンロールって、不思議なんですよね、僕にとっては。

 

今夜の一曲!

日本を代表するモンスターバンド、ミスターチルドレン。個人的には、彼らは、この曲から、世間一般にドーン!と認識されたと思っております。違ったら、すみません。でも、この曲がリリースされた時の世間をざわめきを、リアルタイムで知っている(つもり)なんですよ。僕は。

 

この曲以前にも「リプレイ」も「抱きしめたい」も「星になれたら」も「メインストリートに行こう」も「LOVE」も「my life」もあったのに、何故にこの曲でミスチルは、いわゆるブレイクしたのか?できたのか?わからぬ、、、わからぬ、、、一生、俺には、分からぬことばかりなのだろうなあ、、、ロックンロール!!!