所有しているものは

何一つない

起きている間に

巡り会っているものは

所有に留まらすものではなく

感じきる

体験の縁のもの

過ぎ去り

また巡り

その始まりと

終わりの繰り返し

夜の眠り

真の目覚めのなかでは

所有と思い込むものは

一切になく

肉体さえも

借り物となり

その意識さえ

無となる