2016年のGWもあっという間に終わっちゃいました。
今回は忘れないうちに、ブログに書いておこう。
今年は広島へ行ってきました。なんと、広島を訪れるのは今回が初めて!
私用で寄った神戸から、最初に向かったのは呉。
呉といえば、あの戦艦大和のふるさと。なんだよね。
ということで、
大和ミュージアムと、てつのくじら館に行きました。
呉に着いたのは15時すぎ。
ホームからは電車の発車メロディーの宇宙戦艦大和が聞こえてきたよ![]()
駅からそのまま歩いてミュージアムへ。。
ミュージアムの前は沢山の人で賑わい、入り口に向かっての行列が見えました。
とりあえず、重たい荷物を近くに見つけたコインロッカーに預けて
混んでいる大和ミュージアムは後まわしにして、
まず、隣接している、てつのくじら館へ行ってみることにしました。
てつのくじら館とは海上自衛隊呉史料館のことで、
海上自衛隊の活動への理解を深めるために作られた展示施設なのですが
実際に使用されていた本物の潜水艦の中に入ることもできるのです。![]()
潜水艦に入る前に、資料館のくつかの展示室を回り
海上自衛隊の歴史や呉とのかかわりなどの説明から
機雷掃海という海上自衛隊の仕事についての説明、
実際の機雷や、作業の道具など、いろいろなモノを見ることが出来ます。
海自OBの方が各所に立っておられ、詳しく説明してくださいます。
どうして、機雷の展示があるのか、最初はピンと来なかった私でしたが
見ているうちに、機雷掃海ということが、四方を海に囲まれた日本にとって
いかに重要なことなのか、分かってきました。
大東亜戦争後の日本の海には6万機もの機雷が設置されていたそうです。
日本が防衛の為に設置した機雷も多くありましたが、
戦争末期に米軍が日本の海上輸送を妨害する為に設置した機雷が一万個以上ありました。
米軍の機雷は当時の日本製の単純なものとは違って
物理的刺激、音、磁気を感知するような高性能なものでした。
これを掃海することは困難で非常に危険な作業だったのですが
日本の復興のため、航路の開拓を任務として
旧日本海軍の掃海部隊の方々がそのまま活動を続け、
今の海上自衛隊の掃海隊に受け継がれてきたそうです。
危険を伴う掃海作業の中で79名もの殉教者、200名もの負傷者を出し、
失った艦船も300隻を越えたとのこと。
。。海に潜む6万個もの機雷の除去。気が遠くなるような作業だな。。
今現在も掃海は継続されていて、年に1つくらいは機雷を撤去するらしいです。
そして、毎年、5月に香川県の金比羅宮では殉教された方々への
慰霊祭が行われているそうです。
その、長年の取り組みの結果、
日本の掃海技術とその実力は世界でもトップクラスといわれ、
湾岸戦争では掃海任務として海上自衛隊の掃海艇がペルシャ湾に派遣された。。。
そうだったのかぁ。。
機雷掃海。私は、この展示を見るまで殆ど無知でした。反省です。。。
そして、いよいよ潜水艦「あきしお」の中へ。。
潜水艦の中に入った感想は、外見は大きいのに中は狭い!
ちなみに、通路での渋滞防止のため、写真撮影は禁止でした。
以下、記憶をたどって書いてみます。
艦内は沢山のパイプが四方にめぐらされ、スイッチ、メーター、レーダー、計器、
タンクみたいなものや、バルブ、海上を眺める潜望鏡。ハッチ。
それらが、狭い通路を囲むように設置されていました。
私は何がなんだかさっぱり分からないまま
機械に囲まれた空間に、ただただ圧倒されて通り過ぎちゃった。。
いろいろ説明も書いてあったかもしれないな。
少し広めの仕官公室という会議や食事をする部屋がありましたが、
緊急時にはそのテーブルが手術台になるんだそうです。(そこしか広い空間が無いらしい)
それから、確かその向かいの壁には棚のように三段ベッドが設置されていました。
(最初棚かな?と思ってしまった。。人が落ちないように帯が上からかかっていた)
艦内の温度は潮の流れによって変わるそうで
温度が上がると黒潮の中に入ったな。とすぐに分かるんだそうです。
。。。私が覚えているのはこれくらいです^^;;
今は展示物となっている艦内ですが、十分に緊張感を感じるところでした。
展示場で説明して下さる海自OBの方々がとても熱心で、
質問に答えて下さったり、優しくお話してくださって嬉しかったです。
直接お話を伺える機会なんて、なかなかないもんね。
もっといろいろ聞いてみたらよかったなぁ。
日本、国民の為に危険な任務を隊行してくださっているんですね。
自衛隊の皆さんに、敬意をもって感謝したいです。
本当に、ありがとうございます!
↑何気なく撮った写真。帰って調べてみると、
この「潜水艦おやしお」とは、多分、戦後初の国産潜水艦みたいです。
。。写真、もっと撮ってくればよかった
。。
↓は大和ミュージアムから見えた鉄のくじら。
大迫力でした!。。ガラス越しの写真が悲しい![]()



