怖いトモダチ
漫画・やまもとえり
あらすじ
人気エッセイスト・中井ルミンが主催するオンラインサロンには彼女を慕うファンが集まる。
魅力的なルミン。サロンの合言葉は「幸せになろう」
何か感じる違和感。
彼女は「いい人」なのか「悪魔」なのか。
ルミンをめぐるさまざまな人の思惑が交差します。
実は身近にいる人の話(ネタバレ注意)
ネタバレ読みたくない方は、以下は読まないでくださいね。
コミックなので一時間くらいでサラッと読めます。
ルミンからの見方と、周りの人からの見方が交差していきます。
が、不思議なくらい食い違います
どちらが嘘をついている?
悩める人にとってルミンの言葉は生きる力になり、どっぷりとハマっていきますが、ある日を境にルミンから敵視され、疑問が不信感にかわり、ルミンの信者からはあっという間に悪人とされていきます。
ああ、こう言う人って今までに何人かお会いしました。
最初はすごく良い人。面白くて優しくて、誰もが惹きつけられます。
彼女の周りはひどい人が多くて困らせられているのに、そう言う人に対しても責めず優しい。
ですが、本当に酷い人は、誰?周りを悪人にする事で、自分を輝かせる人。
人から反論されると、別人の様にひどく逆上する場面も、あるあるな感じ。
私自身はこういう人にあうと、戦わす、そーっとそーっと、ダッシュで逃げますが。
「自己愛パーソナリティ障害」の特徴
・自分を重要人物だと思っていて、常に他人の賞賛を必要としている
・他人に共感しない
・他人を利用することしかできない
あなたの周りにもいますよね?
不幸にもこういう人にターゲットにされた時にどうすれば良いのでしょうか。
逆に、他人の欲しい言葉をくれて人をトリコにする彼女たちに救われる人もいます。
その人たちを愚かだと笑う事はできません。
周りにいてモヤモヤしている人、少しだけモヤモヤが晴れるかも。
小説版もあります
このような性格上の問題を抱える人がいると知るだけでも、救われる人はいるはずです、
と、原作者さんがあとがきで書かれています。
小説版とコミック版、ラストが違うそうです。
小説版も読んでみようと思っています。