AbemaTV(配信)で「演劇ドラフトグランプリ」を観劇しました。
とりあえずのメモ。
(ネタバレありです)
荒牧慶彦君プロデュース。
6/14 日本武道館。
もとは、2年ほど前かな?
コロナで演劇公演が次々と中止となった時、配信での松田誠さんとの対談で荒牧君が「こんな企画をやってみたい」と話したのが発端だったかな。ようやく実現。
野球のドラフト会議のように、でも選ぶのは役者側…という面白い企画。
4人の座長(今回は荒牧君・佐藤流司君・高野洸君・染谷俊之さん)が役者と演出家を指名、テーマはくじ引きだったかな?
で、6/14に1日限りの本番。日本武道館での開催。1グループの持ち時間は20分。
20分という短い時間でどうなるのか?と観る前は思ったけど…4者4様でどのグループもすばらしかった。
グランプリは「天を推し歩く」
でしたけど、1つを選ぶのがむずかしい感じ。
上演は↓の順番。
①タイトル 「キセキの男たち」
座長 荒牧慶彦 劇団 ID Checkers
テーマ 奇跡 演出 中屋敷法仁
出演 荒牧慶彦 赤澤遼太郎 輝山立 定本楓馬 萩野崇
高校球児のお話し。
高校3年の定本(ピッチャー)と赤澤(キャッチャー)・ライバル高の天才バッター輝山そして荒牧君演じる謎の男。飄々とした三流監督の萩野。最後の夏。奇跡と運命。韻をふんだ台詞が心地よい。「悪」な役の荒牧君とってもいい。定本楓馬少年と謎の男荒牧との台詞の応酬にひきこまれる。
②タイトル 林檎
座長 佐藤流司 劇団 『打』
テーマ りんご 演出 西田大輔
出演 佐藤流司 椎名鯛造 小西詠斗 野島透也 高木トモユキ
分断した4つの世界(佐藤 野島 椎名 小西)。高木さんはMC。MCには2つの意味。
りんごの花言葉。選択 革命 名誉 善か悪か 後悔。人はあわせ鏡。
佐藤流司の声。カリスマ的。不思議な世界観。殺陣。
③タイトル 「Ludaリューダ」
座長 高野洸 劇団 超Mix
テーマ 虹 演出 植木豪
出演 高野洸 福澤侑 後藤大 本田礼生 寺山武志
神々の世界。西の世界の蛇神(福澤) 東の世界の竜神(本田) ワニ神(後藤)
そして創造神?オオトノチ(高野)
そして人間(寺山)
ダンスとアクロバット。華やか。
寺山さんのシリアスなお芝居。
④タイトル 「天を推し歩く」
座長 染谷俊之 劇団 『ズッ友』
テーマ 地図 演出 松崎史也
出演 染谷俊之 赤澤燈 野口準 唐橋充 松井勇歩
伊能忠敬(唐橋)のお話し。
「推し」は「すいし」と読む。
地図を作るため、歩いて蝦夷地へ。
幕府の天文方である高橋よしとき(染谷)
老中松平さだのぶ(松井)
間宮林蔵(赤澤) 伊能忠敬の息子(野口)
ストーリーへの没入感的には一番わかりやすくって。唐橋さんの使い方うまいなあ。