12月11日(金)  退院

ありがとうそしてさよなら・・・・

08:10 例によって看護婦さんに起こされる。
09:30 陶芸  退院しても陶芸を続けたいので陶芸のためにこっちの病院に通院することに決めた。
11:30 会計を済ます。なんてお金がかかるんだろう。保険に入ってればよかった。
12:00 最後の食事
13:30 タバコ場で最後のタバコを吸う。吉田さん、メガネっ子、幸薄い女の子、幸薄い女の子の側にいつもいる40才の樫本さん、タバコ場のみんなに挨拶をする。「でもまたちょくちょく来ますんで。そん時はよろしくお願いします」みんな今考えるといい人ばかりだ。
13:50 夏山さんタヌキさんに別れを告げた。「今まで僕の身勝手な行動をお許し下さい。僕は嫌だったら嫌ってつい言ってしまうんです。本当にご迷惑をおかけしました。そしてありがとうございました。」タヌキさんが「もうこんなとこに来るんじゃないよ」なんか涙が出てきそうになった。
14:00 タクシーを呼んで家に帰った。

閉鎖病棟を見学する。

日記には書いてないけど閉鎖病棟に見学しました。あまり印象は残ってません。ただやっぱり鍵がかかってました。それだけでした。




退院する時に先生が「本当は3ヶ月くらい入院してもらいたいけど、10日間の約束だから退院してもらいますね。だからまた入院してもらうかもしれませんよ!!」
ガビーン!!ファッキン!何てことだ。また入院しなきゃいけないのか?もう嫌だよー!!
実は恥ずかしくて書かなかったけど、毎日寝るために腹筋と腕立て伏せ30回してたりした。自分なりに努力してたんだけどね。外来の時よりも薬の処方が増えた訳は毎日様子を見ることができるからだそうだ。でもリタリンは結局増やしてもらえなかった。眠剤は強いの例えばゲベタAとかは明らかに僕には強すぎると思って絶対処方しないでくれとあらかじめ言っておいた。

これから入院しようと思っている人へ

まず、タバコは多めに持って行きましょう。お小遣いは管理されます。お菓子も食べる人は持って行ったほうがいいです。タバコの物物交換をみんなしてます。看護婦さんや主治医にははっきりと自分が思っていることを伝えましょう。別に恥ずかしくありません。当然の権利です。もし伝えることができないなら紙に書いて伝えてもいいです。入院したら自分と同じように苦しんでいる人がいます。なにも自分だけが苦しんでる訳じゃないんだって思うはずです。でもあまりプライベートは話さないほうがいいかもしれません。ストーカーされたら大変です。僕はまだないけど、知り合いは「今手首切ったよ。助けてー」という電話を受け取ったそうです。全くしゃべらないのも面白くないけど、全部自分のことを話さなくていいです。何事もほどほどに。あと入院患者は長期入院してる人もいます。男と女の話しに結構興味をしめします。根も葉もない噂が立ったりします。またものすごく可愛い子に接近されるかもしれません。その後は自分でどうするか決めてください。でもその子も病気を治しに来ていることを忘れないで下さい。女性患者にお金をもらって生活してる若い男もいました。でもそれはフェアじゃない気がする。もしヒモになりたかったら病気じゃない人をねらうけどね。僕は。なんか意味不明なことを書きましたが何かの参考になれば幸いです。


2005年振り返り


第一回目の入院は10日余りで終えたとです。

『これから入院しようと思っている人へ』を読んでくれたらわかると思うっちゃけど、

タバコが重要。マジで重要やけん。コミュニケーション取れるし、連帯感が生まれるし。

ちょっとしたシガラミもできるかもしれんけど、タバコ吸う人は、一人で吸わんで、

輪の中に入っちゃちゃってんない。新入りやったら、色々教えてくれる人がおるけんが。


そして、今は当時では間変えられんくらい高速のH"でネットができたりする。

病院選びは慎重に。紐があると、没収されたりするけんが。

いい悪いは、事前に調べればわかるけん。ノートパソコン使っても大丈夫やったり、

開放病棟がメインやったり、閉鎖がメインやったり、今の時代情報収集は

できるけんが、自分に合った病院を探すことやね。


次は3ヶ月くらい入院した日記に移るけん、暇があったら読んでんない。