母のわがままで入院日に1日猶予をもらって2023/12/1、K大学病院に入院。

当日、病棟へ行く前に入院前検査(血液検査、心電図など)を行うため大きな大学病院内をあっちこっちに動いて検査を受ける。

やっと病棟へ行きベッドで荷ほどきをしていると看護師、薬剤師、医師と次々にやってきて母に声をかける。

おそらくカルテ上の母は高齢の重症患者なのだろう。どの人も母の耳元に大きな声で「どこか具合悪いところはないですかー?」と聞いていく。

年寄り扱いされるのを嫌う母なのでムッとしている。

皆が出ていくと「あんな大きな声出さなくても聞こえるわ。わるいけど!」とプリプリ怒っていた。

この「わるいけど!」は怒っている母の口癖のようなものでこの後しょっちゅう聞いた言葉だ。

 

入院日は金曜日で土、日は通常は検査をしないため造影剤を入れたMRI検査を月曜に行うと説明を受けた母は「土日やることがない」「だったら月曜に入院でいいのに」とまた怒っていた。

たぶん、母の腫瘍はいつどうなるかわからない状態だから病院としては早く入院させておきたいんだろう。それを母に言っても「おおげさだ」と言われるだろうし、変に心配させたくないので「まあ、たまには土日ゆっくり寝てればいいじゃない」なんて返事をしておく。

 

明日の土曜は父と妹、私全員で面会時間に来るからねと言ってその日は帰宅した。

 

翌日土曜は朝から父と妹と待ち合わせ面会へ。

点滴もしておらず病衣も着ていない普段着の母は入院患者には見えない。

そんな母をつれて病棟1Fにあるカフェへ。

そこでも母は「あのMRIは間違いだ」「早く帰りたい」「私は元気だ」と何度も言うので検査をして何も無いとわかればすぐ帰れるからと宥める。

 

父は日曜日も面会に行き、そこで二人で何か話したのかその日の夜にまた家族LINEが届く。「12/6(水)にMRI検査の結果をきいたらお母さんは連れて帰る」と。

いやいやいやいや・・・母は囚われている訳ではないのに・・・

どういう話をしたのか分からないが二人の中で母は無理やり病院に拘束されているという事になっているみたいだ。

とにかく、結果を聞いてそれからどうするか相談しよう。はい。じゃあ帰ります。ってことは出来ないよ。と、父に返信。

 

この頃の母は自分で歩き、話し、飲み物を飲み、普通に笑っていてまさか数週間後に介護なしでは何も出来なくなるなんて誰も考えてなかった。