母の覚醒度合いがかなり高くなった。
日中ははっきりと目を開けているし聞いたことに「うん」「違う」と声に出して答え、少しだが表情が変わるようになった。
「私が誰か分かる?」とふざけて聞くと”わかってるわよ”というような顔をしてフフッと笑う。
そんな母に少し安心してしまったのか私が風邪をひいてしまったので一旦自宅で休むことに。
その間は母の様子をLINEで送ってもらっていたのだが、とにかく良く食べるらしい。
食べるのはプリン・ヨーグルト・ゼリーというようなものだが、飲み込みの調子が良ければ蒸しパンのような柔らかい固形物も少し食べられるようだ。
私が自宅にいる間に2回目の医師の往診があった。
医師は「意識もはっきりとしていて体も元気なので、食べられそうなものは好きなだけ食べさせて良い」と言っていたそうだ。
あと、もう10日以上排便がないので相談したところ、訪問看護の看護師さんに浣腸をお願いするようにとのこと。
医師が帰る際、妹が玄関まで見送りに行き父と母には聞こえない場所で今の母の状態を聞いたところ「覚醒時間が増えたことで期待をしてしまうかもしれないが、期待しすぎない方が良い。一旦、脱水状態になりむくみが取れ脳の圧迫が少なくなったことで意識がしっかりしてきたのだろう。これから水分・栄養を取っていくとまたむくみが出てきて腫瘍も大きくなっていくので意識がはっきりしない状態が来ると思われる。
そんな風に眠ったままの状態から少しづつ覚醒し、また少しづつ眠ったままになり・・・を繰り返しながらゆっくり状態は下降していくと思われる。」とはっきり言われたそうだ。
きっと父は車いすで外出できるくらいまで回復できるのではないかと期待していると思われたので今は先生のその言葉を聞かせないことにした。
意識がしっかりしているうちは食べさせたい・・・でも食べさせれば食べさせるほど腫瘍に栄養を与えて脳をむくませてしまう・・・ジレンマだ。
母の食欲はすごく、食べられるものは出せば全部完食するようになった。
私たちが食べている料理も食べたそうな目をすることが増えた。
【父のメモ】
12/28
02時おしっこはしていない。
06時半、オムツ交換。ベッドに横すわり。
08時朝食、プリンを2/3食べる。
10時、何か飲みたいと言うのでベッドを起こし横座りにして右足をマッサージ。ブドウゼリーを食べきる。右足を自力で椅子(オットマン替わり)に乗せる。
12時ごろ水が飲みたいというので冷ました緑茶を10滴程飲ませた。
3時のおやつに何か食べたいと言い白桃ゼリーを全部食べた。その後1時間程一人座らせておいた。体を自分で動かして座りやすい姿勢を作っていた。
16時、オムツ交換してみたら小水はしていなかったが交換した。眠りに入った。右手を動かす努力をしているようだ。もう少し水分を摂らせてみよう。
20時、オムツ交換。21時頃腹がすいたと言いミルクプリンとぶどうゼリーを食べて就寝。
12/29
03時未だおしっこしてないと言う。
05時オムツ交換。お腹がすいたと言う。
06時ミックスフルーツゼリー、杏仁豆腐、緑茶少々
07時半、卵サンド一口、干し柿一口、これらはあまり美味しくないと言う。小さいプリン1個食べた。干し柿は右手を使ってちぎって自分で口に持って行き食べた。水少々。ハンドクリームも右手で左手に塗った。
10時、A医師と看護師さん来宅。状態安定している。リハビリを兼ねて体を動かせ。プリンやヨーグルトなど好きなもの食べなさい。浣腸やってみなさい。
11時訪看Yさん来宅。浣腸をやってもらう。ほんの少し排便。その後歯磨き、舌掃除する。
13時昼食にヨーグルト、プリンなど3種類をペロリ。やや食べすぎと思い寝させた。
16時半、オムツチェック。小水はしていない。
18時つまらなそうに眠っている。