自分の通院があったため自宅に戻って久しぶりに愛猫と過ごしパワーチャージ。
その間に実家にいた妹より「ジャバラのパッドすごい便利だよ!!」と感動している様子のLINEがきた。
その日は訪看さんが2名来られてオムツを使って上手にベッドで洗髪もしてくれたそう。その写真もLINEでもらう。母、寝てはいるが気持ちよさそうに見える。
妹によると頭を押さえることがあるので痛いのではないかとのこと。時々うっすら目を開けるので声をかけるけれどすぐ寝てしまうらしい。
また今日も色々な人にお世話になって優しい言葉をかけられジーンとすると言っていた。
翌日、夫の仕事が休みだったので午後一緒に実家へ顔を見せに行くことに。妹の夫も実家近くで仕事があるとのことで午前中に寄るとのこと。
妹の夫とは入れ違いに私たち夫婦が到着し、母に声をかけるが眠ったままだ。時々大きな鼾をかく。
夫は父としばらく話をし2時間ほど滞在。眠る母に「また来ますね」と声をかけて帰って行った。
その日の夜、父は早々に寝てしまったため一人で母の顔を見ていたら、ついつい泣いてしまった。
ティッシュで鼻をかんでいると突然母がはっきりと目を開けた。
「お母さん。起きた?」と話しかけるも母の声は出ない。
ただ何かを言いたそうに口をモゴモゴ動かしている。
はっきりと目を開ける母を見たのは久しぶりなので父を起こしに行くがよく寝ているようなので起こすのはやめた。
母は涙は出ていないが何度も目をぬぐう仕草をする。
自分が悲しいのか、それとも私が泣いていたのを慰めているのか。
20分程覚醒したように見えた母はまた目を閉じて眠り始めた。
一旦自宅に戻っていた妹にLINE。
水分を取らなくなって数日経っているし、お別れは近いかもしれないと話す。
K大学病院では早くて2~3か月の余命と言われたがもしかしたらもっと早いのかもしれない。
妹はしばらく在宅勤務だけにして実家で仕事をしようと思うとのことだった。
私も極力実家で過ごすことを決める。
その時はもしかしたら母は年末を越せないのではないかと思っていた。
【父のメモ】
12/21
02時、05時、07時、10時オムツ交換。
10時30分クリニックA医師、看護師来宅。
13時訪問看護師2名来宅。下部洗浄、洗髪。気持ちよく寝ている。