12/20、今後お世話になる訪問診療の医師と訪問看護の看護師さんが来られて母の様子を確認し看護契約を行う日。

母は朝2口ほどの水を飲んだきり眠っている。時々いびきをかく。

 

10時に訪問診療専門クリニックの医師と看護師が来られた。

そこで今後の方針を再確認される。

積極的な治療はせず、苦痛があればそれを取り除くためのお薬を処方してもらう。

栄養がとれなくなっても点滴などはせずに自然に任せる。

医師の訪問診療は月に2回。

バイタルチェックをされている最中も母は眠ったままだった。

医師からは眠ったままだと心配だろうが無理に起こしたりはせず自然に寝かせておけば良い。熱が出たり心配なことがあれば電話をくれればすぐに来るので安心して。と言われた。

 

15時訪問看護ステーションの看護師さんが2名とケアマネさんが来られる。

看護師さん、声が大きく元気。反応のない母にも声をかけながらバイタルチェック。

慣れないことだらけで疲れが出始めていた私たち家族の顔色を見たのか「ご家族はお母さまのそばにいて声をかけてあげるだけでいい。それ以外の身体のケアは私たちがやるから。頑張りすぎちゃ絶対ダメですよ。」と優しい言葉をかけられてつい涙が出てしまう。

 

とはいえ、おむつ替えのような初歩的なケアは家族で行なうのでやり方を教えてもらうことに。

素人の私たちは履くタイプのおむつを無理やり履かせていたのだがベッドで寝かせた状態で取り換える場合はテープ式のおむつでないとダメだとのこと。

またテープ式おむつは割高なので毎回交換はしないで中に漏れ防止パッドを敷き、さらに小さいパッドを蛇腹折りにして股にあてる方法を教わる。

小をしただけの場合はその蛇腹折にしたパットを取り換えるだけで良い。目から鱗だった。

また、側臥位にさせる方法や下腹部の洗浄方法を教えてもらう。

大便をした場合のおむつ交換方法はその時に・・・ということになった。

 

訪問看護が終わったあとケアマネさんに今後の介護プランを説明していただいた。

来月より訪問介護サービスからヘルパーさんに来てもらうことも決定。

今月は不定期だが、来月より

月・水・金曜日がヘルパーさん

火・木曜日が訪問看護師さん

土曜日に訪問入浴サービス

隔週の金曜日に訪問診療

と、日曜日以外は毎日誰かが来てくれることに。

 

驚くようなスピードでほぼ寝たきり状態になってしまった母。

そのスピードについていけず家族3人は不安で一杯になっていた。

多分、寝たままの母も言葉は出せないが不安だったろう。

医師や看護師の方々に診てもらって本当に安心した。

父と二人で母を支えながらがんばってトイレまで歩かせた時、このままじゃ誰かがケガをすると恐怖を感じたことを思い出し、また泣けてきた。

 

【父のメモ】

12/20 夜中2時、ベッドでほぼ眠ったままおむつ交換。いびきをかくようになった。6時ごろ長女が水を飲ませると2口ほど飲んで寝た。朝、食事は食べないまま寝ている。

10時クリニックN医師来宅。診療。飲み食いは強いないで自然に寝かせておくように。

11時おむつ交換、鼾寝。14時ごろおむつ交換。

15時訪問看護のSさんYさん来宅。おむつ交換、体拭き、歯磨き、訪問看護契約実施。