BBCのドキュメンタリーで

ヘンリー8世(の奥さん遍歴)に

関するドキュメンタリーを

観ました




ヘンリー8世は

6人の奥さんを迎え

うち2人を打首にしてる

好色で非道な王様

というイメージでしたが


そのドキュメンタリーを観ると

当時の時代背景を考えると

多少は仕方ないのかも?


と思えてきます




最初の奥さんと20年ほど

連れ添ったんですが

6回の妊娠のうち

5回は死産か生まれてすぐ死亡


唯一育った子は女の子

(後のメアリー女王)




当時のイギリスは

ヘンリー7世(8世のお父さん)の時代に

イングランドの統治が始まった頃で

(日本でいうなら

家康が天下統一して

秀忠が継いだ感じ?)


まだまだ不安定な時


男の子を数人作って

政権を盤石にしたい

という強い思いが

根底にあります



なので男の子を作るため

歳のいった1人目の奥さんと離婚して

2人目、3人目と結婚してく

(婚姻関係のある時にできた子だけが

正式な子として認知されるため)



その過程で

(1人目と離婚するために)

離婚を許してない

ローマ正教から脱退?し

Church of Englandを

設立します



離婚するためだけに

違う宗教を作った

と聞くと

ものすごいわがままな印象を

受けますが


世継ぎを作るという

王様ならではの使命感が

その背景にあるとなれば

分かる気もしますよね



加えて


当時のローマ正教は

ラテン語しか許されておらず

聖書を各地の言語へ

翻訳もできない


さらにはお金もローマに

徴収されてたということで


いろんなところで不満が募ってて


イギリスをローマから独立させる

という意味でも

新宗教派閥の設立は

意味があったようです



ヘンリー8世は

愛人もいたんでしょうけど

恋愛関係になったら

ちゃんと結婚してるあたりも

(正式な世継ぎが必要ってのもありますが)

律儀な男なのかも

と思っちゃいました😆




1人目の奥さんは

王妃としては

非常に優秀で

国民からも人気があったそうなんで


男の子を何人か産んでいたら

ヘンリー8世は離婚せず

結婚を繰り返すことも

なかったかもしれませんが


そうだったら

イングランドはローマ正教の

支配下にあり続け

(エリザベスも生まれなくて)

大英帝国は誕生しなかったかも



あんなに男の子にこだわったけど

結局エリザベスが女王に収まって

立派にイングランドを統治したので


何が吉と出るかは

全部終わってみないと

分からないもんです



歴史は面白いと思わせられる

ドキュメンタリーでした😊







ローマ正教から脱退したイングランドは

ヨーロッパ諸国から

冷ややかな目で見られて

いたそうです


EU離脱したイギリスと

通じるものがありますね



規制がうざい

お金取られたくない

っていう理由も似てます😆



ローマからの独立で

繁栄がもたらされたので

イギリスには

我が道を行くって国民性が

育ってるのかも



その国の政治や国民性は

歴史を学んでみると

そうなってる理由が

よりよく分かる気がしますね!