スポーツの祭典 オリンピック | 走りながら、食べて、聞いて、考えて!

スポーツの祭典 オリンピック

感動的な冬期オリンピックも終わる。日本はメダル獲得レベルとしては、前回よりも進歩があったものの「世界No.1」としての金メダルが一つも獲得出来ないという残念な結果で終わった。
しかし、よくよく考えれば、オリンピック優勝が「世界No.1」なのだろうか、本当に。
例えば、夏のオリンピックでサッカー競技もあるがオリンピック優勝とワールドカップ優勝とどちらが真の世界一なのか?
野球はどうか?
そういえばラグビーやバスケットボールは?
それぞれの競技には比較的「ワールドカップ」という大会が年間に何度かありまた、毎年開催されている。世界陸上も、オリンピックに匹敵するレベルの高い大会だと自分は思う。

オリンピックは4年に一度であり、世界中から参加できるので(経済的な余裕がある国ならば)確かに貴重な大会であることを否定はしない。
日本でいう夏の甲子園レベルの価値ある大会だといえよう。
しかし、4年にたった一度の大会だからこそ価値はあるかもしれないが、それで本当に「世界一」の選手、チームと決められることではないと感じる。
確かに、コンディションを合わせるのも選手にとっても重要な義務だと思うが、反対に「金メダル」獲得が全てであり、そのメダル獲得レースになり、また、メダル獲得者のみが世界的に高い値段を付けられ、活用されるのはどうなんだろう。
オリンピック参加資格を得られたら、ワンチャンスを生かすためにあらゆる手段を駆使して獲得する努力をするだろう。
しかし、サッカーや野球のように何試合もやって高い勝率を目指す競技も確かに存在する以上、「本当の勝者」の在り方を我々も認識を変えるべきではないかと考える。
話題になった國母選手は口から血を流して淡々と述べた。「俺より上手い奴が出ないかぎり次もでますよ」
彼の頭の中には確かに「世界一」のメダルを目指した気持ちもあっただろうが、何度も参加し戦っている他国の選手に加え、数多く世界中から参加する選手に勝ちたいと思っただけじゃないだろうか?
さまざまなスポーツには世界の一流選手と何度も戦うワールドカップのような大会があり、何度も戦いグランプリを決める方式がある。それこそ真の勝者ではないかと自分は思う。

思い起こせばオリンピックは「スポーツの祭典」という言い方をされてきた。
まだ見知らぬスポーツに興味を持ちテレビで観戦しそのスポーツの素晴らしさに気付くようなそういう楽しみがもっとあって良いのではと思う。
本当に強いチームや選手を競って表彰するのは、ワールドカップ的なものを中心にして、オリンピックではもっとチャレンジングで驚きのある祭典にならないものだろうか?そうでないと、如何に高い評定を取るかという、戦略的な面が強くなり、全て「メダルを取るための」競技になってしまったら、プルシェンコや真央のようなチャレンジャーは無くなってしまうと感じた。
そう考えるとショーンホワイトのハーフパイプは凄かった。

オリンピックはチャレンジャーの集まり、祭典であって欲しい。