見方
ようやく、日本もアメリカも野球のシーズンイン!
その前に、日本にとっては、やはりWBCの影響が大きく、今年の日本のプロ野球も、各球団(いや、一部の球団は参加拒否してましたが)選手を出した結果としては、関心が高まり、野球観戦も増えるとおもう。
まあ、そして実はこういう大きなスポーツイベントのあと、どうしても買ってしまうのが、「NUMBER」。
当然、WBC特集。
イチローの記事から始まり、それぞれのゲームのときのレポートや、おもな選手の記事がたくさん掲載されていて真剣に電車の中で読みふけってしまった。
そして、韓国の記事もしっかり掲載されていた。
それも韓国の立場で記事が書かれていて、今回のWBCに賭ける思いもよく感じることができた。
なぜ、あれほどまでイチローを敵視したのか?
なぜ、マウンドに国旗をたてたのか?
どんな思いで、日本と戦ったのか・・・。
日本に居れば当然、日本の立場での見方でしか、判断できないが、この「見方」によって全く違うこともあるのだ。
最近、NHKの書評の番組を見て、とても面白そうだったので、すぐ書店に行って購入したのがこれ↓
半藤一利 幕末史
幕末~明治維新の話が好きな人はけっこう多いと思うが、自分もそのひとりであり、このあたりの人物のことは本当によく勉強した・・・つもりであったが、やはり、結局は一方的な見方でしかなかったのだ と気付いた。
今まで、幕末は、薩摩、長州などの西の雄藩が中心になり、その成果は非常に高い評価を得ていたと思う。(いや、自分も幕末の 西郷隆盛や坂本竜馬、そして、高杉晋作などを、当時の体制を破壊し改革した非常に前向きな生き方であると感じていたのだが、しかし・・・一方、戊辰戦争など、(自分も福島県出身なので)あの悲惨な闘いというものはいったい何だったのか という疑問を持っていたのだが、著者は、さまざまな観点から、この時代の人物を描き出している。
今まで教科書で習ったようなことは、事実が起きたことしか記憶していないわけだが、なぜ、そのようなことが起きたのか?
特に、なぜあの時代、「尊皇攘夷」なんてことから、いつのまにか、「倒幕開港」に向かったのか?
なぜ、「江戸城無血開城」ということになったのに、「戊辰戦争」が続いたのか?なぜ、薩長という官軍(このことば自体を著者は納得していないようだが)が函館まで追ってテロ行為を続けたのか?
そう、実は薩長などを著者はテロ軍団という表現もしている。
そして、徳川慶喜や勝海舟らと、薩長、岩倉具視などを、どちらが日本でいう武士道にのっとったものたちだったのか?も少しずつ見えてくる。
その中でも勝海舟や、西郷隆盛という人物像が非常に興味深く描かれている。
非常に興味深い内容であった。
歴史も「見方」ひとつで変わってしまう。
ただ、どんな見方をしたとしても、「正義」という義があったとしても、悲惨な殺し合いは、所詮殺し合いであり、テロ行為である。
それだけは許せない。という思いも、この本の中に感じられた。
話は、全く弾みすぎてしまったが・・・
ところで、今日、誤報はあったものの、ミサイルが発射されなくてよかった。
あの人物も、きっと何らかの「義」をもって、あのような行為をしているのだろうが、いったいいつになったら人間は「権力争い」で人の命を奪うことをやめるのだろうか?
