ROOKIES
TBSのドラマ「ROOKIES」、昨日が最終回であった。
そんな、漫画の原作のドラマなどについて、わざわざこのブログでコメントするものでもないかもしれないが、最近、こういった非常にシンプルなストーリーの小説や漫画、ドラマが多いように感じている。
「ROOKIES」にしても、実は2,30年前にもよくあった青春物語に大きな違いはないと思う。
不良っぽい、また突っ張っている高校生がスポーツを通して夢を追いかける なんて話は、私と同じ年代であれば、「我ら、青春!」とか、すぐ思い出されるものである。
それも、この甲子園の時期に向けた、「高校野球」物である。
一方、自分を相手にしてくれる人がいない とか、
親が真剣に自分の話を聞いてくれない とかという理由で、無差別的な殺人事件も起きてしまう時代。
いったいどういうことなのだろう・・・。
ボストンレッドソックスに入団した「松坂選手」は、メジャリーグに入団するのは「夢ではなかった」と語った。
「夢は、叶わないものかもしれないが、目標であれば叶えるべきものだし、達成できるもの」という、松坂なりの言葉の意味の使い分けをしているのだ。
言葉の意味は時代とともにどんどん変わってしまうことが多いのだが、この夢という言葉も最近は軽々しい意味に使われだしているのかもしれない。
松坂のように、しっかり意味を考え使い分けている人は本当に少ないのだろう。
またまた、マラソンの話になるが、自分もまだ数キロしか走れなかったころに、100kmというのは「夢」でしかなかった。まさか自分が走りきれる距離だとは思わなかった。
それが、そこまでにいくつかの目標をクリアしていくうちに「夢」であったものが、いつの間にか「目標」に変わり、そしてそれをクリアできるようになるのだ。
まあ、しかし、高校野球のようなものは、決して自分の努力だけで「目標」をクリアしていくものでもないので、相当「運」などもあるのかもしれない。
しかし、過去、それなりに優勝候補と呼ばれた学校が予想通り優勝することもあったわけだから、やはりひとつの通過点なのかもしれない。
最近、とんでもない事件を起こしている若者(?)は、そういった「目標」を達成したり、「夢」を「目標」に変える体験もなかったのかもしれない。
すべて自分ではない人のせいにしてしか納得できないようになってしまったのだろう。とても残念である。
話は戻るがドラマ「ROOKIES」は、当初より異常な盛り上がりを見せそして最後やっぱり感動的に終わった。
ストーリーを思い返せば、「そんなことありえね~」なんてことでもあるが、でも「ありえてほしい」と思うからみんな共感するのだ。
最終回を迎えたこの時期に、今年の「甲子園」がもうすぐ始まる時期になった。
もし、「夢」も「希望」もなくして、さまよっている人がいたら、もしかすると、このとんでもない暑い時期に一所懸命戦っている「高校野球」をじっくり見てみてはどうだろうか?
ばかばかしいと感じるか、何を感じるか?
今日、NHKが昔放送したNHKスペシャルの「江夏の21球」というドキュメンタリーを見た。
日本シリーズの最終戦、近鉄と広島の試合。
3対4で、広島が一点差で勝っているところで、最終回に当時広島のストッパー江夏が登場する。
その江夏の21球 ひとつひとつになにがあったかを辿った番組だ。
ノーアウト満塁、絶体絶命の危機的状況で、江夏が投げた一球がバントを外し、結局近鉄は一点も返せずゲームセットとなった試合だ。
その一球は、投げた当人の江夏でさえ「神業の一球であった」と語った。
スポーツは面白い。やっぱりスポーツは最高のエンターテイメントであり、最高の教師であるように思う。
(「ROOKIES」は、秋にスペシャルもあるし、映画にもなるって!)