隠岐の島 ウルトラマラソン 完走記 その3
ハーフのレースではキロ4分近く、フルの場合でもキロ5分を切る速度で走り続けないと、満足できる結果には至らない。
だから、最初からけっこう無理をした走りとなってしまう。
だから、息がきつい。
ハアハアと苦しくなる。
特に、5月の仙台国際ハーフでは、前半とにかく苦しかった。
でも、ウルトラは違う。記録を狙っているわけではないし、誰かと順位を競っているわけでもないので、無理をして速度を上げるより、最後までスタミナ切れを起こさない速度で走れているかどうかを自分自身に問いながら走っているのだ。
スタートから、しばらく、そういう気持ちで走っていた結果、息が上がることもなく、汗もほとんどかかず非常にいい調子で走れていた。
7、8km程度までは・・・
もうすぐ10km地点というところで、異変が発生した。
お腹が急に痛くなったのだ。
やばい!昨晩の焼酎がいけなかったのか?生牡蠣か?いやあ~、それも予測してちゃんと下痢止めも飲んでおいたのに、まいったなあ~・・・そんなことを思いつつ、走り続けていた。
なんとか治まるかと思ったのだが・・・だめだ・・・納まるところか、ますます厳しくなる。
脚が自然と早くなる。
なんと、9~10kmでは5分を切ってしまう。坂も下り坂だったとは思うが、それだけ汗っていた。
途中、道路わきの藪の中で用を足せないか とさえ思っていたのだ。
坂を下りていくと、集落があった。公民館のようなものもある。
地元のおばちゃんやおじちゃんが笑顔で応援してくれる。
それに答えつつもでも、笑顔がでない。
顔はマジ状態だ。(いや、実際は蒼白だったのかも)
あった・・・トイレ発見。
10.2kmの第3給水所のトイレにまっしぐらに突入した。
ランニングシューズでそのままトイレに入ってもいいように、ブルーシートを敷いてあった。
トイレにはいると、あった・・・。
ふたつある個室のうちひとつが開いていたので、そこに突入。
そして、ほっと・・・
そうすると、外で「ほかにトイレはありませんか?」という声が・・・
おおお、タッチの差であったなあ・・・でも、早く用を足してかわってあげないと可哀そう。
と思い、さっさと用をすまし、外へ出る。
そして、身支度をして、すぐにランナーの流れに加わった・・・。
そして2、30mほどいったところで、「あ、いけね!ボトルを忘れた」
ドリンクボトルをトイレに入った際に、手を洗うところにおいてきてしまったのだ。
あわてて戻る。
まわりの人は、「どうしたの?」という感じで見つめる。
恥ずかしいが、かまっていられない。
水がなくては、あとで絶対に後悔する。
そしてダッシュで戻ると・・・ちゃんと、あった。
早速、ウエストポーチに取り付け、また走りだす。
なんってこった。
こんなこともあるのが、ウルトラってことか?
そして、この1kmは、9分以上を要してしまったのだ。
お腹の調子が悪いと、後半スタミナ切れも予想される。
そこで、下痢止めを飲み、なんとか治まるのを待った。
しばらく調子よく走り続けていた。
ところが、およそ5kmほど走ったところで、また、お腹が痛み出したのだ。
「まいったなあ・・・なんでこんなところで・・・トイレ、トイレ・・・トイレを探さなくちゃ」
ほとんど、走ることよりもトイレを探すことに集中していた。
おかげでその分距離の長さを感じなかったのかもしれない。
そしてしばらくして、「お、テニスコート。ってことはトイレもあるかも?」
係の人がいたので、もう構っていられない「すみません、トイレありますか?」
と叫ぶと、すぐ教えてくれた。
また、トイレに飛び込む。
そうしてしばらくすると同じようにトイレに入ってくる物音が。
そして暫くして、なかなか空かないことに業を煮やして女性のトイレに行ったようだった。
しかし、この2回目のトイレは、実は「危機一髪!」状態。
なんとか保てたものの、もう一歩遅れたら、とんでもない状態になるところだった。
その後、さらに胃薬も飲み、なんとか持ちこたえ、前半でもまたこのコース全体でも最高の標高250mの山のぼりを迎えることになる。
また、今回の大会では、結局なんと合計7ヶ所のトイレにお世話になるのだ。
S~1km 6分27秒
1~2km 5分46秒
2~3km 6分05秒
3~4km 5分51秒
4~5km 5分54秒
5~6km 7分00秒
6~7km 6分20秒
7~8km 5分39秒
8~9km 5分38秒
9~10km 4分59秒
10~11km 9分51秒 ※
11
~13km 11分06秒
13~14km 5分26秒
14~15km 6分25秒
15~16km 5分45秒
16~17km 8分32秒 ※
17~18km 5分18秒
18~19km 5分31秒
18
~22km 24分18秒
(※文字が、危険なタイミングだったときです)
(つづく)