隠岐の島 ウルトラマラソン 完走記 その2
起床予定は3時ちょうどであった。
しかし1時頃に目が覚めてしまった。というのも「頭痛」・・・・。
飲みすぎたのか?また例のごとく、緊張性頭痛なのか?
仕方なく、頭痛薬を飲むことにした。飲んでおけばおさまるはずだ。
そして、またベッドに横たわった・・・が・・・眠れない。
そのうちに、今度はお腹が・・・。
自分のお腹は、朝起きるととにかくトイレにいかないといけない状態になるのだ。
目がさめて、すぐに寝付かないと、今度はお腹の調子が活発化してしまうのだ。
そして、トイレに。
ますます眠れない。
仕方ない。
結局2時には完全に起きて、準備を始める。
ウエアも着てしまう。ウエアを着て、そしてまたベッドに横たわったり、ウエアを取り替えたり・・・そしてそのうちにごはんのにおいが・・・。
3時になったので食堂に行く。
と、すでに準備万端のランナーが黙々とご飯を食べている。
自分も、早速食べる。
ちょっと苦しいかと思いつつも、ごはんを2膳+ひとかけいただく。
そしてまた部屋に戻り準備。
トイレにも何度か行く。
お腹の薬は胃薬を飲んで、そして下痢止めも。不安があったので。
たいてい、これで今までは大丈夫であった。
出発まで多少の時間があったので、大阪で買ってきた「あんぱん」を1個無理して食べる。(これは結局効果があったようです)
そして、さらにカーボショッツのコーラ味を出かける寸前に摂取。
準備万端
ホテルのフロントにかぎを預けると、「送っていきますよ」というマスターの声。
スタート地点まではそう遠くはないが送ってもらうことにした。
車をおりると、まだ肌寒い。
15度くらいといっていたが、もっと寒いだろう。
自分は結局、タンクトップ+7分丈CWX+CWXのソックス+シューズはミズノ、そしてCWXの日よけ付き帽子とサングラスといういでたち。
さらに、先日買ったばかりのウエストポーチ+ボトル。
そして、絶対に飽きないために ということで、iPodを装着して走る。
荷物を中間地点とゴールの分と分けて預けて準備体操。
スタート付近ではテンションの高い司会が場を盛り上げている。
「みなさ~ん、眠ってませんか?」
(って、おい、おきてなくちゃ ここにおらんだろ!)
そして、昨年のTOPの選手の紹介も。
なんと、7時間52分だって!!!
そのうちに、前日の前夜祭であった人と遭遇。ことばをかわす。
その間も不安になり、最後のトイレに。
ちょっと、出た。
スタート30分ほど前からあわただしくなり、また世があけてきて明るくなり、そしてスタート!
よし、いくぞ!絶対に完走するぞ!!
前夜祭であった方とも、「とにかく完走しましょうね!」ということで!!!
そして
ゆっくり走りだす。
そう、準備運動だと思って走ろう。
朝だからからだの動きも悪いのだし、ここは本当にゆっくり。
競う相手はいない。自分だけ。
そういう気持ちで、スタートした。
からだはそう重くはない。
風は冷たく心地よい。
すぐに最初のトンネルにはいる。
まだまだ汗は出ない。
あっという間に橋が見え1km通過。なんと6分以上。
よしよし、この調子。絶対に飛ばさないぞ!
景色がいい。
つきあたりを右折すると、ホテルの従業員が声援。
まだ5時のはずなのに、沿道には、ところどころで応援をしている一般の人たち。
まだ、5時ですよ?
2kmも過ぎ、すでにはるか前方では先頭のランナーが右に大きくまがる対岸を走っている。
速いなあ・・・でも、いい。絶対に飛ばさない。
競っているのではない。
自分が走りきれるかどうかだけだ。
そういい聞かせ、順調に走りだしていた。
風は冷たく、少しずつ汗もかきはじめようやく調子がでてきていた。
薄暗かったそらがいつの間にか朝の空にかわり、潮風と山の香りがたまらなかった。
こうして、とうとう、私の初挑戦100kmのドラマがスタートしたのだった。
(つづく)