第18回仙台国際ハーフマラソン 感激走記3 | 走りながら、食べて、聞いて、考えて!

第18回仙台国際ハーフマラソン 感激走記3

<ところで、昨日および今日と左足が痛い。くるぶしあたりが痛くて捻挫のようなかんじ。今週末、超長距離マラニックを予定しているので、ちょっと心配>



2km地点を過ぎたときに、Nikeの時計表示を見ると、なんと5分12秒であった。

過去、ハーフでもフルでも最初の1kmはスタートの混雑もあるし、まだ脚が十分温まっていないのでスピードはあまり出ないものの1~2kmが一番速いはずだ。

4分を確実にきるくらいのスピードであるはずだ。

しかし、5分12秒。

まったくアタマが混乱していた。

必至に走りながら、いろいろ考えるがわからない。

体感上では、どう遅くても4分10秒台であると思ったのに。

いや、きっと、距離表示がずれていたんだ・・・。そう思うことにして、走ることに集中した。

次の3km表示を見ればわかるはず。


そして3km地点。


げっ!また、5分!


カラダには走ってかく汗ではなく、違う汗を感じた。


やばい、このままでは、到底47分が切れない。

アタマの中で計算するが、5分台でいけばどう考えても50分だ。関門にひっかかってそこで「終了」だ。


アタマの中はますます混乱し、どうしていいかわからなかった。

しかし、走ることをやめてはいけない。それでも、ひたすら今出せる力を振り絞って脚を動かしていた。


4km地点で再度 時計をチェックする・・・


? ん? えっ?  16分?????


どういうことだ?まだ16分なのか?なぜ?おかしい?

完全にパニック状態。でも、走るしかない。もしかすると時計がおかしいだけかもしれない。


そう思って走り続けた。いきなりスタートから飛ばしたので小雨にもかかわらずひどく喉が渇いている。

最初の給水ポイントから水をとり口にふくんだ。

走る。走る。走るしかない。きっと時計がおかしいだけ。そう信じよう。


そうしているうちに、後ろから声がかかった。

「runningさん、すごく速いよ!」と、いのけんさんが、声をかけて追い越していった。

自分は、「いや、時計がヘンで!」と、わけのわからないことを言ってしまった。


いのけんさんは、ずんずん前を行く。

自分も追いかけるが、やはりパワーは徐々に落ちていく。ちおうよりも、いのけんさんよりも早く走れていたということは、やっぱり間違いなく速いペースで着ているに違いないと思った。


そして5km地点には、時計計測表示もありそこで確認すると、


え?えええ? 20分??!!


まだ、20分台だったのだ。5kmまで20分台ということは、ほぼ4分イーブンで走れているということだ。

最初の1kmは4分を越えていたから、もしかすると4分を切って走った1kmもあったということかも。


そして、6km地点、7km地点で時計をチェック。あと3kmで10kmと逆算してほぼ10km地点を確実に通過できると確信を得た。

そうすると、気持ち的にはちょっと余裕ができ、脚が緩む。

もう、こんなに焦って走らなくてもいい。大丈夫大丈夫。と。


そして10km地点通過!


42分! やった!これで、ここまでで5分の貯金。約1kmの余裕があるんだ。


その後は、ある意味我慢のレース。精神的に安堵感がスピードを緩めるのだが、いやいや、もっとがんばらないと!という気持ちで脚の緩みを抑えようとする気持ちが交錯する。


坂道にさしかかると、意外に脚の動きがよくなる。

というより、まわりのランナーが落ちていくのだ。

しかし、平坦な場所になると今度は抜かれる。その繰り返しであった。

トレイルのおかげかとにかく坂道でスピードが落ちることが非常に減った。

しかし、基本的にスピードが付いていないので、平地では抜かれるのだ。


時々、足元を見る。

自分の太腿がすごく大きく見える。そう、脚の動きがよいランパンは脚を大きく動かすし、大きく見せてしまう。

それに、こんな大きな図体を支えるのだからこのくらい太い太腿でないと無理だろう、なんてことを考えてしまう。


時折、日差しが刺すような気配もあるが、でもまた小雨が降る。

その小雨が太腿にあたり冷却してくれるので、脚の痛みは感じない。

給水ポイントでも、水やドリンクのほかにスポンジも用意してくれているが、それも必要ない。

からだは十分冷えていてくれる。天然の水冷ラジエターのようだ。


この調子で、15kmも、20km地点も過ぎた。

途中、5分先にスタートした女子の選手もずいぶん抜いたと思う。

また反対に後半数人に抜かれたが、ほとんどが男性ランナー。

女性ランナーはフルでは後半強いのだが。


あと3km、あと2km、あと1kmと、ハーフでも今回は残りの1kmがやたら長く感じた。

のこり1kmを過ぎたころ、繁華街をとおる道で歩行者が横切りだしたのには驚いた。

あやうくぶつかるところであった。


そして、ゴールらしき場所。先で、ランナーが左折している。もうすぐだ!


左折する!あ、もうゴールは目の前。


ゴール!!!!!


時計は1時間33分!


自己ベストを1分縮めることができた。



ゴールをすると、泉州国際マラソンのように、タオルを準備して待っていてくれる。

ゴールしたランナーの流れにあわせ、仙台市市役所へ向かう。


ほっとした。よかった。最後まで走りきれた。

こんなに疲れたハーフは、なかった。



途中のスプリットも含めた記録は次のようなものであった。


  S~ 5km   0:20:56   (20:56)

   ~10km   0:42:57   (22:01)

   ~15km   1:05:32   (22:35)

   ~20km   1:28:51   (23:19)

   ~G      1:33:47   ( 4:56)


男子出場814人 完走者800人 668位 という結果であった。


(アフターに続く)