私は悲しい
世の中、「クレイム」流行である。
確かに、納得いかないことで、クレイムしたいこといっぱいある。
この前の、「阪急梅田~市営地下鉄東梅田 PITAPA往復事件」だって、ともすればとんでもない大きなクレイムに発展させることができる可能性を秘めた問題であった。
しかし、大きな問題に発展するかしないか、最終の分岐点は、実は、クレイムを言い出したほうのさまざまな環境にある。
たとえば・・・
この前の「阪急梅田~市営地下鉄東梅田 PITAPA往復事件」であるが、これは足腰の健康な、自分のようなものだったので、大きな問題になりえなかったのだ。
これが、もし、からだの不自由な車イスであったらどうなったと思いますか?
阪急の電車をおりて、改札をPITAPAで抜けた。
しかし、PITAPAが適切に反応せず、でも、大阪の私鉄などは読み取りエラーでも改札を閉じることはなく行けてしまうので、もし、それに気付かなければ、そのまま東梅田までの道のりを車イスで行かねばならない。
そして、東梅田で乗ろうとした際に、エラーが出る。
そこで、駅員は、「ああ、このPITAPAは、阪急さんでエラーがでたので、そこでもういちどクリアしないとだめですね」って言えますか?ってことだ。
実は、こういうクレイムってとっても多いのだ。
つまり、クレイムを発するほうの環境如何で問題の大きさが異なるものがあるという意味だ。
たとえば、普通のご家庭で、あるサービスの契約をしたとする。
一般的な支払い能力があるご家庭であれば、もし、なんらかの契約上のトラブルが発生しようとあまり大きな問題にならない場合が多い。
しかし、たとえば、その家庭が毎月厳しい生活をしていたとすると、その点で問題が発生するのだ。
たとえば、具体的にこういうことだ。
「自分は安定した収入がないのに、営業マンにすすめられて契約をした。しかし、どうみてもそんな余裕はないだろう?だから、営業マンが強引に契約をさせたので、これは大問題だ。訴えてやる!」
っていうようなこと・・・。
一般的にみて、こういう事情がわかっていれば、そりゃあ、わがままってもんでしょ。なにも契約しなきゃあいいでしょ。
ってことが普通に感じるものだと思う。
しかし、結局、契約を「させた」という企業側の責任が重いとされるのが日本の慣習なのだ。残念ながら。
たとえば、このブログを活用している皆さんすべてが、Amebloの約款の詳細をちゃんと読んでいますか?
いやいや、別に読まなくても問題ないかもしれません。
日本は、もし読んでいなくても、利用者がちゃんと認識するようにAmeblo側が配慮していなかったので、利用者は弱者。だからAmeblo側がいけない!ってことになりかねないのです。
つまり、おかしな事に、クレイムを発しsた人間の環境が非常に大きく配慮されるのが日本の法環境なのです。
だから、たぶん、先の「阪急~」の場合も、健常者であれば特段もんだいにならずとも、身障者が騒げば「大問題」に発展するわけです。
まあ、ある意味、ハンディキャップのある方たちを守っていくために決してそういう「温情的な」法判断をすべて否定するつもりは毛頭ありません。
しかし、
そういう生活環境を活用して、自分の私腹を肥やすような族がいるってことを忘れてはいけません。
つまり、(信じられないと思いますが)生活が苦しい人を囲いこみ、その人たちにはいる「福祉の恩恵」を毟り取るような奴らが、実際、いるんです。こりゃあ、驚きでしょう、普通の人たちは。
しかし、そんな珍しくないですよ。ほんまに。
そういう人たちの手口は明快。
ハンディキャップをもった人たちを囲いこみます。
そして、民間・行政かまわずさまざまな取引をその弱者に普通同様に進めさせます。
そして、その後「なんでこんなやつらに、無茶な契約させたんや!」といって事を大きくし、そして金品を奪い取るのです。
なんと、驚くことに、福祉の金品まで毟り取るような輩もいます。
行政も警察も、その実態はわかっています。
しかし、裁判にするにしても非常に面倒なものなのです。本人は本当に社会的弱者ですから、どうみても負けることはないわけです。
でも、これっていいんですか?
ほうっておいていいんすか?本当に。
さらに驚くことは、そういう輩を後押ししている政治団体が(それも非常に大きな)あるってこと、信じられますか?
実はこのところ、そのような事件(?)に巻き込まれ、とある政治家までが圧力をかけるような事態が発生しました。政治家は支援者から頼まれたので致し方なかったのでしょう。
でも、そんな政治家が偉そうなことを言っていていいんですか?
私は悲しい。
悲しいですよ。
本当に弱いものの味方っているんですか?
そういう人たちを自分の生活をまかなうための道具のようにしている輩がいること、私は悲しい。
人間の残酷さを感じずにいられない。
そして、そういう政治家を一切私は支持しません。