堤幸彦
(マラソンとは全く関係ない話題)
昨今のテレビドラマなどを見ていて、堤幸彦 という演出家(監督?)は、今までにない個性あふれた人物だと思っている。
過去、TBSで放送されていた「ケイゾク」(中谷美紀主演)が、CS放送のTBSチャンネルで再放送されていたのだが、それをHDに録画し、一気に見た。
その演出は素晴らしく、昨今の日本の演出家にはない、個性が強い映像であることを再認識したのである。
ここで、堤幸彦を知らない方に説明をすると、彼の作品は、テレビ朝日で放送され、映画化された「トリック」が代表作かと思う。映画では、広末涼子主演の「恋愛写真」も彼の監督作品だ。テレビドラマはけっこう多く、TBSの「STAND UP」も彼の演出による。
最近の彼の作品の中で、やはり、「ケイゾク」は画期的な作品であったと、思うのである。
「ケイゾク」については、監督は別にいて、つい堤は演出として加わっている。
「ケイゾク」の初回から、最終回までの一気に見たが、やはり、最近のドラマにもない映像演出の個性。特に、想像もできないカット。カメラワークなど、今でも新鮮さや斬新さを感じずにはいられない。
「トリック」はドラマや映画も2部に制作され素晴らしいできではあるが、なんといってもこの「ケイゾク」は、演出に徹したせいか、非常に素晴らしい出来だと思うのである。
彼の演出の特徴は、なんといっても、どんな深刻なテーマであっても見る人をひきつけるものであり、カット一つにしても通常では考えられない視点から作られている。
また、人間の顔のカットにしても今までにない中途半端敵なサイズでのきりかたが、逆に斬新さをうんでいる。
ただ、堤については、映画監督としてはどうか?という考えもある。
演出家としては素晴らしい。
しかし、
「恋愛写真」にしろ、「トリック~劇場版」にしろ、いまひとつヒットしていない。
なかなか、世間一般に共感を得るものではないのだろう。
しかし、「ケイゾク」はやはり凄いドラマだ。
海外ドラマが非常に活況を呈しているが、日本のこの演出家の作品をいつか海外でも評価を得られると嬉しいと思っている。