昨日は、福岡の片田舎(失礼)で、なんちゃってLSD。 家族との時間もあるので、25キロ or 2時間半で終了という制約付きとする。
朝5時、スタート。
で、いきなり坂道。
そして、行けども行けども、登ったり下ったり、ずーーーっと坂道。
種田山頭火なら、こう言うだろう。
「分け入っても分け入っても急な坂」
稲がキラキラと黄金色に輝いている。
イイ風景でございます。
でも、坂道なので、こう詠みたくなる。
「走るほど首(こうべ)を垂れる坂道かな」
寺内ダムへ進入。
相も変わらず、坂道である。
「登れども登れども、なおわが走り楽にならざり、じっと坂を見る」、と宮沢賢治になりきって、つぶやいてみる。
日が昇り、ちょっとずつ暖かくなってきた。それでも山道は続く。柿本人麻呂は、こう詠むだろう。
「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々し坂をひとりかも走る」
疲労困憊、脱水、空腹により、距離が少し足りないところで終了。
ちなみに、若山牧水は、
「剛毛の脚にしみとほる夏の朝の坂はしづかに走るべかりけり」
と詠んだという。
LSD といいつつ、プチ拷問的なジョギングで、疲れました。
ちなみに、走り終わった後は、「酒はしづかに飲むべかりけり」 タイムでした。