4月30日(日)
とうとうやってきた、シンガポール最後のレース。Income Eco Run(ハーフマラソン)。
予定通り、朝02時に起床。寝ぼけまなこで、ハムチーズトーストを頬張り、シャワー浴びて、排泄、持ち物の最終確認。
02時45分、これまた予定通り、家を出発。てくてく歩いて隣の駅まで。
(順調!)
03時20分、予定よりも早くバスが来たので、ありがたく乗り込む。
バスの中、ウォークマンで落語を聴いていると、あっという間に到着。03時45分。超順調。
とりあえず着替えて荷物を預けて(排泄して)、スタート地点へ。
ちょうど04時。
スタート地点への門はすでに開いており、速そうなランナーたちと遅そうなドラム缶たちが、ぞくぞくとスタート地点へと向かっている。
(こりゃ、まずい)
ということで、柄にもなく僕も早い時間にスタート地点へ行き、政治集会(もしくはボイコット)のように地べたに座り込み、ストレッチしながら05時のスタートを待つ。スタートゲートまでは、約5m。ポールポジションとまではいかないものの、ネルソンピケぐらいのポジションを確保。
スタート地点のお立ち台では早くもラッシャー木村ばりのマイクパフォーマンスが行われている。
「ハーフ走るの何回目?」
「目標タイムは?」
「トンカツにはソース?それとも醤油?」
「武蔵丸の背中の毛、触ったことある?」
など、
朝も早よからハイテンションのお喋りを披露してくれる。
(仕事とはいえ、まだ朝の4時だぞ。。。)
そうこうしているうちに、速そうなランナーがドンドン前の方へ移動してくる。中には、写真を撮るためだけに前へ来る鈍足ドラム缶もいるが、立場をわきまえ、空気を読んでいただきたい。
そんなこんなで05時。
カウントダウンでスタート。脚の調子を見ないといけないので、初めの1キロは5分ペース。ドラム缶たちにどんどん追い抜かれるが、じっと我慢我慢。
僕の旅はまだ始まったばかりだ。
(続く)