<基礎知識>
シンガポールの道路は、日本と同じで左側通行。
前回のシンガポール南北縦断ランにおいて、迷子になってしまったことは記憶に新しいが、今回は、走っていて迷子になる(=道を失う)メカニズムを解明したいと思う。
「いい年こいたオッサンが、街で迷子になるなよ、みっともない」
「田舎っぺが無理するから迷うんだよ」
「ポンコツおじさん」
などという言葉が、寝ても覚めても頭のどこか片隅にこびりついて離れないから、解明するのではない。
町の子供たちから侮蔑され、石を投げつけられる人生を送りたくないから、解明するのではない。
迷子有理。
A.
シンガポールは左側通行。なので、道路標識も左側に付いている。
B.
右折したい時は、あらかじめ右側の歩道を走り、右折体勢を早めに整える。
A+B=X
とすると、Xには何が導き出されるであろうか?
X=迷子、である。
そこで、簡単に解説を加えると、
<A>
道路標識は左側に付いていて、右側の歩道からでは見えにくい。
特に、夜は背後のビルや建物の照明がまぶしくてほとんど見えない。
なので、
道を失わないためにも標識がよく見える左側を走るほうが安全と言える。
<B>
そして、次は右折をするときのことを考えてみる。
右折地点で左側の道路を走っていると、1回は道路を渡る必要がある。
道路には信号がある。信号が赤の場合、止まって待たなければならない。
止まりたくないので、右折する際は曲がり角の手前で右側へ寄る。
右側を走ると、道路標識が見えない。
では、よく見える左側を走ろう。
左側だと右に曲がる時、信号がある。
止まるのヤダ。
オレ右走ル。
右ハシル、標識ミエナイ。
オレ左ハシル。
以降、延々とループする。
標識を見たいから信号で1回止まってもいい、なのか、
止まりたくないから少々標識が見えなくてもいい、なのか、
どちらかしか取れないのだ。
言い換えると、
パラドックス。ジレンマ。
人生、良いとこどりはできないのだ。
止まるか迷うか。二者択一。
信号待ちを嫌うがために、
右折する曲がり角の手前で、
標識の見えない右側の道路へ
渡ってしまい、道を失う。
これが、迷子のメカニズムだ。
Q.E.D. (解明終わり)
というか、ブログの中でも迷子になってしまったが、大丈夫だろうか・・・。
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昨晩は、ヒザの痛みのためにランオフ。
今日は走れるかな・・・。