コロナウイルスが広がり出し 世の中が騒がしくなり始めた。
増えていく感染者。
3密を避けて マスク着用。
そのマスクが品切れで~売ってる お店を探して何軒も回ったり。
(届いた「アベノマスク」 は、5人家族に2枚)
マラソン大会にも影響が出始めた。
2020年 2月3週まで(青梅マラソンなど) は開催されたが、4週以降の大会は ほぼ全国的に中止になった。
自分が参加予定だった3月1週の「東京マラソン」 も中止が決まった。
コロナが無ければ 大会参加を楽しみにしていた健康な皆には 悪いけど、正直自分はホッとしていた。
コロナが無くても~元々自分は参加出来ない。
大会が開催されていれば、参加予定の大会を走れなかった悔しさや残念な気持ち。
ライバルや仲間の活躍が、早く治さないと! と焦りにもなったろう。
しかし 大会が無い。
誰もが大会で走る事が出来ない。
この状況は、焦らず治療に専念出来た。
自分の精神的には、心穏やかに過ごす事が出来て~回復にはプラスだったと思う。
(健康だった皆サン、本当ゴメンなさい)
リハビリを開始したが、最初は軽い負荷で~脚とか腕とかの稼働範囲を 物差しで測ったりしていた。
筋肉の付き具合も確認した。
誉められたのは腹筋だけ。
特に弱かったのは お尻の筋肉。
先生:力入れて下さい
自分:入れてます
先生:ここの筋肉ですよ、はい 力入れて
自分:入れてます
先生:タルタルですよ、よくこんな弱い筋肉で そのレベル(実力は話した) で走れてましたね。
と 言われてしまった。
けど 「しっかりリハビリすれば~必ず自己ベスト更新できるまでに戻りますよ!」 とも言ってくれて、その言葉は大変嬉しく希望の光だった。
(事実、フルマラソンに関しては自己ベストを更新する事になる。ハーフマラソンは 自己ベストまで6秒)
通院を重ねる毎に リハビリの内容も負荷が高くなった。
主に自重で負荷を掛ける運動。
キツイが必至だった。
(この頃は 教わった動きを自宅でも熱心に取り組んでいた)
鏡に向かって歩いたり 小走りしたり。
鏡の前での運動も有った。
先生が言うのは「身体の左右のズレ」
(前後も。骨盤が後傾してた)
それを 鏡の前で説明してくれた。
左右対称の人は居ない、でもズレが大きいと どちらかに負担が かかり疲れも早く出る。
あなたの疲労骨折も 左右のズレ、その負担が原因かもしれませんよ、と。
左右の筋肉の強さの違いも教えてくれた。
押しますよ、と言われてから押される。
片方は耐えられるのに、反対側から同じように押されると身体がグラつく。
鏡の前で自分の目で見て、押されて左右差を感じさせて、ハッキリと違いが分かった。
左右差を埋める トレーニングも取り入れ始めていたが
「骨折のリハビリが終わったら治療は終了ですよ。パフォーマンスアップのトレーニングは出来ません」 と言われて~その時点で入ってる予約まで で治療は終了する事になった。
松葉杖なしで歩けるようには回復していた。
けど……怖くて(また折れたら どうしよう) 走り出せずにいた。
続く。
セントポーリア。