朝4時に家をでて、川崎にあるお友達の家に向かいに行き、北八ヶ岳に行きました。中央高速の諏訪ICでおりて、奥蓼科の渋の湯が登山口。
ここから登り始めて、2時間で黒百合ヒュッテに到着。このあたりは標高2450mくらい。アイゼンもはかずに、そんなに急な場所もなく順調でした。
途中の景色は、一面樹氷で、とってもきれい。
黒百合ヒュッテ。山小屋です。
山小屋のまわりにテントを張る人達。
ただし、気温はマイナス10度。手袋なしで作業していると一瞬で、かじかんでくる。
いよいよ天狗岳に挑戦です。天狗岳の標高は2646mだから、もう黒百合ヒュッテから、200m程度で頂上だと思い、結構余裕こいていたが、その余裕は30分後に苦悩に変わるとはこのときの私には想像もつかなかった。
森林限界が近づいてくると木々につく氷が、木に雪がたまるというより、枝単位へばりつくようなり、下記のように一段ときれいになります。
森林限界をぬけると、もう別世界。風速が40mくらいになり、立っているのがやっとのときも多々ありました。それに風と雪でコースがかき消され、コースアウトして危険な目にあったことも2回ほどありました。
また、斜度もとたんに急になり、ロッククライミングする箇所もあったり、雪の壁もあったりで、軽アイゼンの私には本当に辛かった。写真をとっている余裕もまったくなく、頂上に登った際に数枚とるのがやっとでした。
視界も数メートルなんで、頂上からの絶景もなし。
自分のかぶっている目だし帽子は自分でみられないけど、こんなに凍っていたなんて思わなかった。この帽子はみどりいろですが、殆ど白になっているね。頂上付近の温度はー30度くらいだったと思う。
雪山はまた行きたいが、こういう気象状況になったら、引き返すようにしたいと思った。本当に遭難せずに、生きて帰ってこれてよかった。一緒に行って、ガイドをしてくれたMさんありがとうございました。





