■8月某日

会社の先輩A
「俺、最近走り始めてさ。」

「秋にハーフマラソン走ろうと思ってるんだ!」


「マジッすか!俺も昔からマラソン大会とか興味あったんで」

「一緒に参加しても良いっすか?てか一緒に走りましょうよ!」
(ほぼノリで

先輩B
「なになに、楽しそうジャン!」

「俺も仲間に入れてよ!みんなで一緒に走ろうぜ!」

新人(後輩)A
「良いなー!俺走れないけどそういうの出てみたいっす!」

まるでB級青春ドラマ。

■9月某日

From:先輩A
To;先輩B
CC:俺、新人A
件:マラソン大会
本文:
「こんな大会が運良く近所でやるみたいやからこれに出よかー」

「個人戦しかないみたいやからエントリーは各自でよろ」

■10月某日


「大会来月ですね!」

「そろそろ練習本格的にやらないとマズいっすよね!」

先輩A
「NAMIゴメンな~。」

「言いにくいんやけど俺エントリせんかったわ」(アッサリ


「Σ(゚д゚;) 」

新人A
「あれ?エントリーってもう締め切ったんですか?」


「Σ(゚д゚;)」


「Σ(゚д゚;」


「Σ(゚д゚」


「Σ(゚д)」


■大会当日(11月9日)


「やっべ。」

「1時間前の受付間に合わないかも((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル」

大会直前。

まさかの家から駅までダッシュ。

気温11℃

既に汗だくな俺。

■電車内

ジャージだらけ。

俺。まさかのカジュアル。

KYである事に気がつくしろーとNAMI。


■会場

ジャージだらけ。

俺。まさかのカジュアル受付。

受付嬢の

「キミ、走るの?」な冷たい視線に冷や汗。

■アナウンス

「本日は参加者全員に無料トン汁をサービスしています♪」

「走り終わった後に食べる㌧汁は美味しいので是非☆」

■スタート地点

なるべく前の方を陣取った俺。

回りはタンクトップ+短パンな

いかにもそれっぽいランニングスタイルばかり。

Tシャツ+980円なハーパンな俺。

ここでもまさかのKYしろーとNAMI。

■スタート

猛ダッシュで先頭を駆け抜けるヲサーンが一人。

焦る俺。

追いかける第二集団。

そして。

400メートル地点。

ヲサーンまさかのコースアウト。

向かった先は公衆便所。

一人大爆笑な俺。

冷静な集団。

そして。

ニヤケ面な所を公式カメラマンに撮られる俺。

■給水所

ランナー「オバーン」の投げ捨てた紙コップが

俺のわき腹に直撃。

濡れた。


■折り返し地点

通称「金魚のフン作戦」(俺命名)にて

知らず知らずいつもよりも大分速いペースで

折り返しを迎え絶好調を感じる俺。

練習よりも11分早い49分で折り返し。

調子に乗ってペースを上げる。

折り返し後はすれ違いざまに人間|д゚)カンサツが

出来るので意外と楽しいことに気がつくしろーとNAMI。

■16キロ地点

まさかの失速。

実は俺の最高走行距離がここ。(高校1年時

カラダは正直でした。

華麗に抜き去って来たヤカラにごぼう抜きにされる。

残り5キロ。

汗が冷や汗に変る。

■19キロ地点

残り3キロ。

俺、金魚になる。

呼吸が乱れ口をパクパク。

一歩一歩が非常に重い。

足が棒になった。

■ラスト1キロ

ゴール間近。

NAMIクン頑張ってー!

な、黄色い声援が聴こえた。

ような気がした(幻聴

ラストスパート。

ゴール近くで走り回っていたやんちゃな子供に

併走されて挙句抜かれる。

■ゴール

完走。

俺、小鹿になる。

両足ともプルップル。

記録:1時間52分。

■アナウンス(ゴール直後

「本日のトン汁はお陰さまで完食です♪」


「orz」

てか。ペース配分考えろよ!
(マラソン大会だけに

■今

そんな訳で。

無事完走することが出来ました。

何よりも練習不足を痛感。

2週間前から練習を開始。

本番までに計5回の練習しかできず。

練習時間が残業後の22時頃から近所を

1時間かけて走りこむという結構ツライ情況だったので

一回の練習で走れるのは10キロが限度でした。

本番前に実際の距離を走れなかったのは非常に痛手。。。

そんな訳で。

今回の反省点を活かして次回は

トン汁は走る前に食べる。

・まさかのコースアウトなヲサーンに動じない。

・ランナー「オバーン」の攻撃をかわす。

・やんちゃな子供に抜かれない。

の、4項目を主にした練習を取り入れ完走を目指したいと思います。

以上、宜しくお願いします。