次のお題は、私の専門分野からは幾分外れている楽器が持ち込まれました。

いかにも高級そうな…

なんちゃって…TONY SMITH

 

とりあえずリフィニッシュということですが、

正直セットネックにアーチトップのギターは、電動工具が使えず全ての塗装剥がしが手作業になるので気が進まないのですが、一応ものを見て判断しようと思いますニヤニヤ

 

で…

送られてきたギターを細部まで観察すると、

トレモロキャビティが1弦側に1㎝近くズレて、しかも斜めに切削されていますあせる

ネックの延長線上から大きくズレているのが明らかです。

おかげでスプリングは思いっきり6弦側に寄せられています。

これは困ったチューあせる

 

さらに発見したのは、ネック折れ

こんにち、アングルドヘッドのギターのうち余程の高級機以外はスカーフジョイントが採用されているので、中国製の場合は要注意が必要です。

 

あとは見えない部分は、本当に適当です。

 

ネジが効かない部分は…

ここは何とか効いてるか

 

 

これらの現実をお伝えすれば、このギターのリフィニッシュは思い留まってくれるかと…

 

ところが、このギターは長年手元にあり、なんとか使用に堪える物にして欲しいと

 

そうまで言われれば、分かりましたとしか言いようがないですね滝汗