2022年も終わりが見えてきました
やろうと思っていた事は山ほどあれど、2022年は独自のカスタム品は数本しか仕上げられませんでした
「年度」でいえば、まだ数ヵ月あるので、もう1・2本はオリジナル品を仕上げたいと思っています
…で、次なるお題ですが、
以前、ギターやベースのフルカスタムのオーダーを頂いたお客様からの依頼で、送られてきた楽器がコレです
見覚えがある方は、当ブログを相当隅から隅までご覧になっている方で間違いないでしょう
4年以上前の2018年8月1日の記事「過去の製作品⑩」でチョコっとだけ紹介したベースになります。
言うまでもなく、LOUDNESSの活動最初期に山下昌良が使用していたESP製PPJのプロトタイプを模し、メイプルネックのヤマハ製プレべをベースとして真っ赤に仕上げてみました
今回はコレのオリジナルオーナーからのオーダーではなく、
依頼主がたまたまヤフオク上に出品されているのを発見し、落札した上で製作者である私に「再カスタム」を依頼してこられたのです
再カスタム自体は珍しいことではありませんが、私の作品を別な方が入手した上での再カスタムは初めての経験です
むろん、喜んで引き受けさせていただきました
ちなみに製作当時の画像をいくつか引っ張り出してみました
何も変わっていません
ラッカー塗装に何ヵ所かキズや剥離が認められる以外は至ってキレイで、本体に手を加えた様子はありません。
今回のオーダーでは、ピックガードを新規製作して装着。
コントロールノブの配列やレイアウトを変更(要新パネル製作)。
それらのデザインは相談をしながら進める算段になっています
フルオーダーに比べれば、それほど困難な作業ではないように思えますが、この複雑な形状となっている2基のPピックアップがピッタリ収まるピックガードを製作するには苦労しそうです
というのは…少し前に「ミュータントシリーズ」としてジャズベースに同じような改造(ピックガード付PPJ)を施した経験があることにはあるのですが…
この時は先に穴無しガードを製作し、その上にピックアップカバーを配置して印を付け、穴加工を施したのに対し、
今回は先に配置されたピックアップにフィットするようにピックガードを製作するという逆の工程になるので、数段難しい作業になりそうです
一度透明なピックガードを製作し、穴の位置を正確にトレースした後、本チャンのガードに写し取ってから穴開け作業をするという二段階の工程を踏むことになるでしょう
う~、できれば年内に終わらせたいです