最近は、1本丸ごと仕上げるというオーダー以外にも、カスタマイズの下請けのような仕事も多く舞い込むようになってきました
できるだけ自分でやりたいものの、まだちょっと自分の手には負えないという部分的な作業でしょうか
私とてプロではないので、ホームセンターやネットで入手できるレベルの道具しか持っていませんが、こうやってブログで焚きつけている以上、読者の皆さまのカスタムをお手伝いできるのは喜ばしい事ですし、どんなカスタムをやろうとしていらっしゃるのか、私も興味津々です
さて、今回いただいた依頼は、ピックガードの加工2枚と新規製作1枚の計3枚です
①まずは通常のストラトのホワイト3プライピックガードのリアPU
に、隣接する第4のピックアップの穴を開ける加工
②同様に2シングルのストラト用ピックガードに、リアPUと隣接す
るようにセンターPUの穴を開けるという加工
③60年代のTEISCO製ビザールギターの金属ピックガードを型
に、ホワイト1プライでコントロール配置を一部変更した新しいピ
ックガードを製作するという物
まずは①から
電動ノコで大雑把に穴を開けてから数種類のヤスリとサンドペーパーで仕上げ、搭載ネジの穴を開けて面取り加工で完成です
ちなみにこちらはインチ規格のピックガードです
次に②も①と同じ要領で加工します
こちらはミリ規格のガード
PU吊り下げ用のネジにはなべネジが想定されていて、面取り加工はありません。ピックアップの穴もインチ規格よりやや小さめです。
もうお気づきかと思いますが、この2件はロビー・ロバートソン改造のための加工と思われます
私も3PUバージョンと4PUバージョンの両方を製作した経験があり、多分ブログの過去記事をご覧になっての依頼でしょう
最後はグヤトーンのピックガードで、コントロールの穴は依頼主からの指示がマスキングテープに記されており、指定の場所に指定のサイズの穴を開けました。
なお、特にエイジド加工の依頼はありませんでしたが、古びた本体のヴィジュアルに対して真っ白ツルツルの新品のピックガードはマッチしないので、こちらから提案してツヤを落とし、茶色に染めて経年感を出しました (※追加の料金はいただきません)。
すでに完成品をお届けし、喜んでいただけました