2本同時並行で取り組んでいましたが、注文したパーツが全然届かず、結局レイクプラシッドブルーの方が先に完成してすでに人手に渡りました
8月3日に発注したバックロード用の弦留めブッシュはGOTOH製なので、海を渡って来る訳ではないのですが…
痺れを切らして別の店に注文
ALLPARTSは米国製ですが、福岡の店から2日で届きました
ボディーの塗装は終わっています。
ハードレリックになるんですけどね
特に裏側は90パーセント以上の塗装を落とすことになりますが、一応最初はきれいに仕上げてあげたい
前回ブリッジは、通常のPB・JB用を加工して使いましたが、今回はFENDERオリジナルの部品を使います
これは90年代のアメリカンスタンダードシリーズのPBとJBに搭載されたトップロード・バックロード兼用の新開発ブリッジ
裏通し用ブッシュも米国製になったので揃っていいか
テレキャスターは3ウェイの外見にこだわるマニアのためにイントネーション補正機能のついた3ウェイブリッジが何種類も開発されていますが、残念ながらOPBにはないので、やはり実用性重視で4ウェイサドルのブリッジを採用します。
部品が届いたことろで早速ボディー加工に入ります
埋め込み式にするので、まずはガイド用の下穴を開けた上で縁の外径に合わせた12.5㎜・深さ2㎜の穴を開けます。
それから同心円上にブッシュ本体の外径9.5㎜・深さ8.5㎜の穴を開けます。順序を間違えると、大きい円を精確に被せることは困難になります
続いてヴィンテージOPBのフィンガーレストですが、これは中央一点留めの木製パーツで、市販品のリプレイスメントパーツは無いので自作しないといけません
このパーツについての詳細は、前回このモデルを製作した時の記事(2019年11/25~2020年1/14にかけて8回連載)、2019年12月27日の④に取り上げています。
木材を切り出し
OPBのものは、上面のカーブがなだらかな特徴があります
塗装は楽器本体と同じ手順で、生地着色をして乾かしたのち
下塗りをしてからブラックを吹きます
さらにトップコートを吹いて、乾いたらレリック加工
昔の記事に書いたように、中央一点留めではいずれネジが緩んでクルクル回るようになります
今回はその対策として2本のピンを打ち込み、ボディー側の穴に挿し込むことで問題の解決を図ります
細いながらも充分な強度のあるピンを身近なところで探したところ、画鋲のピンがダントツで強靭でした
強く押し込んだところでグニャリと曲がってしまうようでは危険ですから当然ですね
現行2点留めにすれば、100円程度のパーツ1つをネジ留めするだけですが、実際に使用する可能性も低いフィンガーレストを半日かけて素材含めて自作するのはマニア心をくすぐるためです