すでに記事がスタートしている平行作業中の物を整理してみると、バッカスOPB、フォトジェニレスポール、60年代風ストラトの3本がありますが、他にGRECOのレスポール、DIYキットのテレキャスター、フレットレスジャズベースがあります
この夏はコロナ禍で帰省は見送ったものの、遠からず新たに始める事業の準備に追われていることもあり、趣味に費やす時間に制約を受けています
最近更新の頻度が落ちている理由でもありますが、盆過ぎには次々と完成することになるでしょう
バッカスOPBは、8月3日に発注したバックローディング用の弦留めブッシュが未だ届かず足止めを喰らっているので、表題の記事をスタートします
近所のハードオフで購入したジャズべのボディーで、お値段は1100円でした。
ピックアップが付いたままなのでお買い得と言えるでしょう
ネックが無いのにバッカスと判断したのはココ
ロッド調整口の切り欠きです
ネックポケットから見える木材はなかなか良さそうなアルダー材のようですが、サンバーストであるにもかかわらず、エルボーコンター部分とウェストカットコンター部分が広くブラックで塗り潰されているのは、おそらく化粧板との境目を隠すためでしょう。
早速アイロン加熱で塗膜を剥がします
ものすごく分厚いポリ塗装ですね
剥がし終えると予想通りの化粧板です
バッカスの化粧板は接着剤の層が厚く、フェルナンデスのようにカンナだけでは落とせません。
まずはカンナで表層の木材を剥がします
中央にある黄色い層が接着剤の層です
接着剤の層はサンドペーパーでは効率よく落とせません
再度加熱することで軟化させ、少しずつ削り取っていきます
スクレーパーなどを使うと木材を大きくエグることになります
完全に木地に戻すと、エルボー部分の端に極小さな節がありますが、なかなか良い状態でした
バッカスは、廉価版であってもキャビティーの切削痕などが大変シャープで、ピックガードレスにするには最適です
ボディー厚が充分にあって、化粧板を剥がしてもSQUIERのように薄っぺらくならないのでカスタムベースには最適です