完成品の画像を掲載しておきます
PUキャビティーなどの切削部分を見ると、精度の高い工作機械で加工されているマホボディーにフェルナンデス製のスラブローズネックを組み合わせ、OPBスタイルに仕上げてみました。
遠目には分かりませんが、ボディー・ネック双方に細かいウェザーチェックを入れてあります
ペグは、トルク調整機構を備えたゴトーGB‐2を装備しています
塗装は下地のサンバーストもブルーメタリックも全工程ラッカーフィニッシュです。
シーラー層は完全に除去しています
サイドジャックもカップ型ジャックプレートで仕上げています。
コントロールは1ボリューム・1トーン・3ポジションPUセレクター
ピックアップはPタイプもJタイプも、ともに通常のプレべやジャズべの位置よりも若干ブリッジ寄りに搭載され、やや硬めのトーンキャラクターを持っています
テレキャスターが、後発のストラトキャスターやジャガー・ジャズマスターが普及した後も今日に至るまで平行して生産され続けているのに対し、オリジナルプレシジョンは57年のモデルチェンジ後に姿を消し、68年からテレキャスターベースの名前で一時復活を果たすものの結局は短命に終わりました。
今回のベースは、もしOPBが60年代まで生産が継続され、フェンダー全モデルに導入されたローズウッド指板、サンバーストやカスタムカラー、3プライピックガードといったスペックを導入していたらどんな姿を見せてくれただろうか
…なんてことを想像しながら製作を進めました
平行作業中のOPBも完成間近ですが、台風の影響で塗装作業ができずにいるので、もう少しかかりそうです