マイ・ワイフは日曜日に完成できず、少し手こずってますあせる

…で、こっちを先に完成させようと思います下矢印

トーカイ製品の中でも、オリジナルFENDER同様に水貼シールのロゴをトップコートの上に貼り付けた通称「消えロゴ」キラキラ

いつもはボディーだけではなく、ネックも全て塗装を剥いでラッカーリフする私ですが、これを消してしまうのはもったいないので、ヘッド表面だけはそのまま残しますパー

去年の夏にレストアしたJVシリアルのジャズべもそうしましたねひらめき電球

ネック裏側はいつものようにオイルフィニッシュで仕上げます。

そして使い物にならなかったペグは、ライバル会社ですが同時期のGRECOのペグを搭載しましたひらめき電球

デザイン的に言うと、OPB以来FENDERベースが採用してきたクルーソンペグに変わって60年代後期から採用されたFENDER自社生産ペグのコピーですねウインク

ただし、コピー戦争前夜の国産メーカーは、グレコにせよフェルにせ、トーカイにせよ、オリジナルをさらに進化させることを目指していたので、FENDERパーツよりも優れていますキラキラ

まずひと目見て分かるように、シャフト部分に「トルク調整機構」が仕込まれています。

ただし、このアウターチューブを回す専用工具は、あらゆる個体でほぼ紛失していますチュー

私も実物を数回しか見たことありません。

布をかませてラジオペンチで簡単に回すことができるので特に問題は感じませんが…

それから

ギアのシャフトの軸受けが溶接されて一体となり、ヘッド裏面に出っ張りが出ないようになっているところなど、オリジナルよりはるかに優れデザインとなっています合格

回転トルクも均一で動きもスムーズ。何故こういった独自技術を捨て、コピー戦争など馬鹿げた競争に走ったのでしょうかチュー

そっくりの方が売れるからでしょうね~

 

ちなみに私が使ったのはブランド刻印無しの後期型で、70年代くらいには「GRECO」の刻印が入ってました。

この刻印も「FENDER」の真似でしょう。

ヘッド裏のストラップボタンも、オールドの真似ですね。

ネック裏やヘッド側面のリフィニッシュも、オリジナル塗装を残したヘッド表面と焼け具合やツヤの質感に違和感が生じないよう慎重に仕上げました。

 

次は3トーンサンバーストにリフィニッシュしたボディーにレリック加工を施していきます。

 

今回はカスタムではなくレストアが目的なので、使えなかったペグ以外のパーツ交換はしないつもりでしたが、3トーンにした以上はピックガードが元のブラックではおかしいので、べっ甲ガードに換装せざるを得ないですねキョロキョロ

見えない部分では、配線の引き直しや、ピックアップ下のへたったスポンジも新しい物に交換せざるを得なかったですえー?

これはもう王手かな音譜