5年ほど前にジャンク品として落札したトーカイのプレべですが、しばらく放置し、3年ほど前に塗装を剥がし始めたものの、ちょっと大変過ぎて息切れし、ずっと放置していた物の作業を再開しました。
当時はまだブログを始めるずっと前で、入手時点での画像を撮影しておりませんでした。
上の画像が残っている一番最初の画像ですが、その悲惨さはこれだけでも充分察しがつくと思います
なんとピックガードを外さない状態で塗装を剥がし、全体を(ものすごく雑に)真っ赤に塗ってありました
これを落札するのはかなり勇気が要りましたが、貴重なスパロゴ期のPB-60だったので、これは誰かが救い出さなくてはあまりにももったいない、と思ったのです
幸いなことに、剥がしてあったのはカラー層までで下のシーラー層は丸ごと残っていたので、赤い塗料が木材に滲み込んではおらず、木地まで戻せば木目を生かしたフィニッシュも可能でした
国産オールドの中でも評価の高いスパロゴ期のHARD PUNCHER PB-60です
下位グレードのPB-40は独特な3点留めチューナーですが、これはGOTOH製GB-2が装備されています。
トーカイ楽器がコピーの緻密さで有名になるのは80年以降で、1979年のカタログVol.3ではこのタイプのペグになっていますが、GOTOH製という表記まではありません。ただ「フェンダータイプ4点留め(トルク調整機能付き)」とあるだけです。
これが1981年のカタログVol.4では「クルーソンタイプ4点留め」となっています。
それと、この頃のPB-60はブラスサドルブリッジで、やはりVol.4からヴィンテージスタイルのスパイラルサドルブリッジになっています。
落札時には真っ黒だったサドルも、ブラスなので磨けば金ピカです
シーラー層まで完全に剥がし終えて生地着色を施したボディーは、凄まじい木目でした
この頃の国産にこぞって用いられたセン材のセンター合わせ2ピースボディーです
ジャパニーズアッシュとも言われるセンですが、物によってはアッシュよりも強烈な木目を持っています
これはナチュラル行くか~ っと思いましたが・・・
近くで見てるとだんだん気持ち悪くなってきました
ただ、この木目を隠してしまうのは、ちょっともったいない気もするので、ゆっくり検討しようと思います
捕獲器に入った子は、健康診断と去勢・避妊手術を施し、耳先を小さくV字型にカットしてからリリースします
東京ではオスは右耳、メスは左耳をカットしますが、福岡ではそういう区別はないようです。他の地方はちょっと分かりません
場合によっては虫下しやワクチンの接種も実施します。そうすることで地域での繁殖を抑え、縄張りやメスの奪い合いをしなくなるので性格も穏やかになり、怪我や病気のリスクを大幅に軽減できます。耳先が小さくカットしてある野良ネコは手術完了の目印なので、優しい目で見てあげてください