雨で塗装作業ができなかったので間が空きましたが、再スタートし完成間近です
かなり根詰めて作業したので、限られた画像で急ぎ足の紹介になります
キットのザグリは、ミニサイズPOTを搭載するスペースしかないので、CTSの入る24㎜まで拡張します。
それからキットのネックポケットですが、未塗装で販売するキットパーツなのに、なぜか塗装後の吊り下げに使用すると思われる10㎜ほどの穴が中央に開けてあります 当然埋めます。
それからジョイントネジの4つの穴ですが、ジョイントプレートを当ててみると、位置が大きくズレているものもあります
こんな程度の精度ですから、表面では穴の位置が合ってそうなところも垂直に開けてあるとは限りません。当然これも埋めて正確に開け直します。
木工部の修正やバックロード加工が終わったら塗装の準備です。
今回はオリジナル通りのアイボリーカラーで塗りますが、下は一度目の水研ぎを終えた状態です。
エッジ部分など、一部木地が露出しかかっていますが、これは最終的な塗膜を極薄に仕上げるために意図的にここまで研磨したためで、この後もう一度アイボリーを吹きます。
塗装とエイジド加工を終えたら各パーツを載せていきます。
バックローディング用のブッシュを綺麗に一直線に並べるのは非常に難しい作業で、私も100%納得できる仕上がりになるのは5回に1回くらいです。
こういった作業はとにかく場数を踏んで経験を積むしかないので、トップロードの安テレをカスタムする際には、あえてバックロードへの仕様変更にチャレンジし続けることをお奨めします。
キットのコントロールパネルはミニPOT用の7㎜の穴は広げればいいとしても、縦横比と2点留めになっているのは、まるで本物と違うので、ガード材から4点留めで新たに作り直します。
CTSポットをクロスワイヤーで配線します
ネジは全てマイナスネジ
いよいよ形になってきましたが、今回は依頼主の希望でブリッジカバーを装着することになっているので、ピックガードはその部分の切り欠きを広めに取ってあります。
ネックもオールド感満載のアンバーカラーで仕上げてありますが、これも依頼主の希望でハードレリックではなく、70年の時を経ながらも、良好なコンディションを保ってきたNOS仕様で仕上げてあります
今週中には完成予定です