なんとか生産効率を上げて、コンスタントに月に4~5本は完成させられないものか思案しています
常時5~6本ほど同時並行で作業していますが、飽きっぽい上に計画性もなく、行き当たりばったりで種類(木工・電装・塗装)の違う作業を行ったり来たりしながらやっているので効率が悪いです
塗装作業が天気に左右される面はあるものの、道具の準備や後片付けに取られる時間がもったいないな~と感じています。それで最近は「ひとり流れ作業」と称して、曜日によって種類の同じ作業に集中して取り組むことにしてみました
とにかく一番大変な塗装剥ぎ作業は、土日を「塗装剥ぎデー」として、午前からずっと奴隷労働のつもりで頑張っています
また塗装の吹き付け作業は、一回吹くのは数分の作業なので、剥離作業の合間合間にやっていきます。
木工は電動工具の騒音があるので、あまり遅くない時間帯にやる必要がありますが、電装系の作業は机上で静かにやるので深夜に及んでも大丈夫です
これでかなり作業効率の改善が見込めそうです
さて今回の表題ですが、私はこれまでFENDER系の楽器は黒はあまり好きではありませんでした(猫は黒が一番ですが)。
我々の中高時代は、クラプトンのブラッキーの影響力が強く、黒に白ガードのストラトが大人気でしたが私は逆で、白いボディーに黒ガードが一番カッコいいと思っていました。
ごく最近になって、ようやく「FENDER+黒」の魅力に気づいてきて、そこに立て続けに黒いストラトのオーダー(D2とステレ)を受けたことで、ようやく自分でも主体的に手掛けてみようかと思った次第です
・・・で選んだのが、久しぶりの「なんちゃってシリーズ」となるコレ
ジョン・メイヤーという方の「BLACK ONE」というストラトです。
「現代の3大ギタリスト」に数えられている方だそうで、ヤフオクでもコレっぽいストラトの個人製作品を時々見かけます。
調べてみると、コレは本物のヴィンテージではなく、カスタムショップ製のストラトに手を加えたものらしいです。
「ジョン」という名前とはげはげのストラトのせいでしょうか、詳しくない私はフルシアンテと印象がダブっていて、ヴィンテージストラトを激しくかき鳴らすスタイルなのかと思っていましたが、ハードオフで2001年発表のファーストアルバムを買って聴いてみたら、エラく耳にやさしい音楽をやっていらっしゃいました
パッと見、ラウンドボードの64年スタイルのストラトのようですが、中国製の安物にラウンドボードなどないので、スラブボードになるのは仕方ありません
・・・で、ベースに選んだのはコレ
FERMAという安物のジャンク品で、3300円で購入しました
気に入ったのは、ヘッドの平面形がなかなか正確にコピーされていることや、重量がそこそこあってスカスカの材ではなかったこと。
中国製に多いつば出し22フレットではなく、正規の21フレットで、ネックエンドとピックガードの切り欠き部分も丁寧に仕上げられていること。
剥がれ跡から見ると、積層材などでもないことを確認しました。
バラしてみるとHSHザグリで、ピックアップもちゃんとセンターが逆磁極になっていました
早速アイロンでトップコートとカラーコートを剥ぎ
ポリシーラーも完全に除去しました
ネックポケットにベッタリと付着した塗料もきれいに落とし、ジョイント部に調整を加えました。
ベースモデルは安く仕入れましたが、このストラト・・・
ハードウェアーがオールゴールドなんですね
先日の「マリー・ケイ仕様」で思い知りましたが、これを一式揃えるとなると、結構コストがかかります