ミニハムHSHはもう「王手」という感じですが、現在依頼主様に細かい仕様について相談中なので、冬休みに塗装を剥いだシリーズで完成済みの物を記事にしておきます
ボディー単品で落札したもので、フェルのTEJというやつだと思うのですが、これって実に多くのバリエーションモデルがありますよね 一見してスラントマウントされたリアPUが目につきますが、入札した理由はシンクロ搭載モデルだったからです
調べてみるとすぐにカタログが見つかりました
TEJ85だそうです。結構高級機なんですね。8050円くらいで落札できたので安い買い物でした
塗装を剥ぐと木目の良い3ピースアルダーだったので、ナチュラルで行けそうですね
ネックポケットはストラト形状でアールがついていたので、またしてもストラトネックのヘッドをテレシェイプに整形手術です
最近この作業ばっかりやってます
TEJというモデルは布袋さんのモデルがベースだと思いますが、私はいつも言っているように邦楽は聴かないし、20~30代の頃はメタル仕様のギターを使っていましたが、40代以降はコンコルドヘッドのギターはちょっと恥ずかしく思うようになりました
なのでテレヘッドのネックを装着し、ピックガードも装備して普通のテレ風に仕上げます
【フロントにはストラト用のアルニコPUを搭載】
トレモロはトーカイSSのダイカストユニットにGOTOHのサドルを組み合わせた物を搭載します。
以前SSを5本ほど持っていたので、スペアパーツもかなりストックしていましたが、1本を残して他は手放したのでもう必要ありません。
問題はリアピックアップの搭載方法ですが、テレの場合、ストラトのようにピックガードにマウントされているのではなく、ブリッジと一体になった金属プレートに搭載されていることがテレサウンドに大きく影響していると思うので、こうすることにしました
多数のフォトジェニやセルダー、SQUIER等をヴィンテージスタイルの3ウェイサドルブリッジに交換してきたため、6ウェイブリッジのストックが山ほどあるのです(フロントPUもだけど・・・)
これを切断してピックアップ部分だけを使います
四隅には搭載用のネジ穴を開けますが、6弦側(ネック側)の1つは、下がPUキャビティでネジが打てないので、ダミーのネジをナットで固定することになります。
シンクロ付きテレキャスターを手掛けてみたくなったのは、昨年テレビで短期間のうちに3回ほど続けてMIYABIさんという日本人ギタリストがテレビに出ているのを見たからです。音源は聴いたことありませんが、テレビで一瞬ライブ映像が流れて、テレなのに激しくアームを活用するプレイスタイルがクールだと思いました
彼の愛器に用いられているアームユニットも市販されてはいますが、高価な本物のパーツを使うのは私の「安物弄り」のコンセプトに合わないので「なんちゃってパーツ」で済ませます
もう完成しているので、明日画像をアップします