3連休があれば完成できると踏んでいましたが、全然ダメでした
自分としては甘く見積もっているつもりは毛頭なく、多少のイレギュラー作業も見込んでいるつもりですが、だいたい1日で終わると思った時は3日、3日で終えられると思った時は1週間かかる感じです
P-90×3発のピックガードは既製品ではなく、トーカイSSの物を加工しましたが、幅の広いP-90でもギリギリ行けると思ったボリュームの位置は、2㎜ほど移動させる必要が生じて一度穴を埋めました
ブラック3プライガードの端材から10㎜のプラグを製作するのは、小さいので手ノコでは切り出せず、電ノコで製作しました。たったこれだけの作業にも結構時間を食います
古いジャンク品をベースに使う場合の常として、電装系を組み上げるにも、POTやスイッチ、ジャック等のパーツは分解して徹底的なメンテナンスが必要になります。
セレクターの端子の接触部分はほぼ茶色に変色しています。これをコンパウンドをつけた綿棒で清掃し、CRCを塗布しておきます。
それから組み立てと配線です。
今回の配線は、依頼主が普段はレスポールユーザーということで、基本的にはフロントとリアの2ピックアップを3ポジションセレクターで制御し、センターPUに独立したON-OFFスイッチを装備することで見た目はSUGIZOのD2と同じにし、3基のピックアップから得られる7種類の組み合わせを全て可能なサーキットになっています。
これは以前にオーダーで製作したステレキャスターと同じですが、センター単独の音を出すためにボリュームはフロント&リアのみに効き、マスターボリュームはありません。
電装系が終わればあとはセットアップのみ・・・のはずでしたが、トレモロのスプリングハンガーの位置が変なことに気が付きました
中国製の多くがネジ穴を真っすぐに開けられないのはいつものことですが、そもそも位置が6弦側に寄り過ぎていて、ネジを締めこんでいくとハンガーが壁面にブチ当たります
一度穴を埋めて開けなおしますが、まずは太めの4㎜でネジ山をさらってから棒材を打ち込みます。
埋めた跡を見ると、位置が6弦側に寄っているだけではなく、高さも左右でバラバラです
修正した穴と比べると、その違いは歴然です。
FERNANDESとはいえ、中国生産となった現在では80年代の栄光は昔日の彼方です
そういえば、私が時々取り上げる「Guitar magazine LaidBack」。3か月に1冊しか出ない季刊なので買い忘れてしまうのですが、帰省中に寄った地元の本屋で見つけて買ったら5号で、4号を買い忘れていました
東京に戻って4号を注文すると、私が9月12日のブログで紹介した漫画家の高橋ツトムさんの特集記事が載っていました
4号は「10月1日発行」とあるので、ブログで紹介した直後に発売されていたんですね
私が娘さんを担任したのはもう12年も前で、テレ談義ではG&LのASATについて熱く語っていらっしゃいましたが、本にあるコレクションを見ると、ASATが4本もありますね
「ギターショップ ロージー」の第2話で出てきたグレッチが1本、他にSGとレスポールも1本ずつありますが大半はテレで、一番奥に我々の産まれ年となる1965年製に見えるストラトが小さく映っています
あと、9月12日のブログで私が「カブロニータテレ」だと思ったのは勘違いで、国産BLADE社のテレに後付けでフィルタートロンPUを搭載したギターだったようです
みなさんビッグコミック増刊号もぜひ読んでみてください。このブログの読者さんであればきっと興味深く読んでいただけると思います