SQUIERのSQシリアルジャズベースと同時平行でレストアとリフィニッシュ作業をしていたトーカイ製のジャズベースも完成しました
同じ方向性でやるのなら、同一工程で一緒にやった方が効率がいいかな、と思って双子の兄弟のように仕上げました
元は表面のカラーコートだけ剥がした上、えらく雑に塗装されたジャズベースでした。前オーナーはパンク兄ちゃんだったのか表裏にステッカーがベタベタ貼られ、それはそれは悲惨な状態でしたが、物はグレコかフェルあたりと踏んで購入。そのままの状態で約2年は放置していたと思いますが、そろそろ復活させてやらなきゃと思ってバラしてみたらTOKAIでした
3点留めじゃなくて、リアルなクルーソンタイプの逆巻きペグを忠実にコピーしていたのでTOKAIは候補から外していましたが、ネックエンドやキャビティー内にあるこのスタンプは紛れもなく東海楽器さんのものである事を示しています
正直に言うと…一点大きな失敗があります
フジゲン製SQシリアルと一緒に「同一仕様」ということで深く考えずに作業を進めて入った結果、いつもの癖で、剥きだしアースラインとミュート機構の痕跡である4つのネジを設置してしまいました
フェンダーベースの歴史、というか年代ごとの仕様に詳しい方は気づくと思いますが、アレは初期のスラブボード物にしかありません。トーカイのこのJAZZ SOUNDはラウンドボードなので文字通りの蛇足となりましたアースラインとネジは簡単に撤去できますが、ネジ穴は埋めてからもう一度塗装をタッチアップしないとダメですね。落札者が希望すればひと手間加えて発送しようと思います
ちなみにSQシリアルの方はスラブボードでしたよ