完成しました
せっかく綺麗に仕上げた3トーンサンバーストをあらかた落としてしまうという過激なレリック
そうしないとリアルに仕上がらないので仕方ないですが、すごく手間と時間がかかります
3トーンサンバーストの手順は、生地着色⇒ アンダーコート ⇒ イエロー ⇒ ブラック ⇒ レッド ⇒ トップコートの順で、古い国産などは黒と赤の順序が入れ替わっていたりします。
ポリ塗装の場合はラッカーのように徐々に擦れて減っていくということはなく、ぶつけたらまとめてポロリと剥離する感じで剥がれるので、塗る順序は関係ないかもしれません。しかしラッカーでやる場合にはオリジナルの手順を踏まないとリアルなレリック加工はできません。
一番分かり易いのは、黒が剥がれた下に赤が現れることは決してないということですね。黒が剥がれる時にはその上の赤はもう落ちているはずなので、黒の下には黄が現れることになります。
【完全に木地まで戻してあるからこその迫力です】
左用のネックを見つけて喜び勇んで購入したのはよかったのですが、左用ペグなんて持っていませんでした
なのでペグはJACKSONの左用の物を急いで落札して搭載しました。ケースの裏にJAPAN刻印で、見るからにGOTOH製ですね。
ナットは牛骨で作りました。元のサイズからは3分の1以下のサイズになります。
削る労力が無駄に多くて「もっと近いサイズにして売れねえのかよ」と思ってしまいます
今回の失敗
62タイプのピックガードしかないからコレでいいや、と思っての選択でしたが、フロントPUに近いネジ穴は、ハムバッカーザグリの上で木材がありませんでした
仕方なくこのネジ穴を埋め、センターPU寄りの72タイプ(50年代も同じ)の位置に移動しました。
リバースヘッドと黒いオープンタイプハムバッカーで、ハイラム・ブロックが一段と過激な仕様に生まれかわりました
これでフロイド・ローズを搭載したら完全に80年代メタルギターのような雰囲気です
8月初旬は帰省するので、こちらに戻る少し前に出品することになります