最近めっきり投稿数が少ない「過去の製作品」カテゴリーを少し補充します。ネタは数え切れないほどいっぱいあります。ブログはスタートして1年半ほどですが、カスタムライフは2013年冬からやっていますので・・・
このカテゴリーは作品に通し番号を打って紹介していましたが、途中で分からなくなってしまいました
それに初期の作品については画像も少なく、使ったパーツや仕様ついての記憶も曖昧になりつつあります。なのでまだウンチクを語れるうちに投稿しておこうと思います
今日紹介するのは言わずと知れたイングウェイの「DUCK」で、私はこれを2017年に製作しています。
ボディーはフェンダーJAPANのバスウッド材、ネックはSQUIERのラージヘッド、2コ1のコンポーネントにパーツも様々な物を組み合わせています。
フェンダーJAPANの「CST-50」は70年代ストラトのコピーなので当然3点留めで、これをイングヴェイに倣って4点留めにします。SQUIER製のネックはスタンプを見ると2008年製だそうです。
塗装を木地に戻し、生地着色の後にプライマーを吹き、ホワイトアンダーコート ⇒ ダークイエローに塗装。
それからネックの方はイングウェイアイテムの重要ポイント「スキャロップ加工」へと移ります。
このスキャロップ加工は演奏性への影響が大きく、好みの分かれるところなので極端に深くならないように、しかし見た目的にはひと目でハッキリ分かる程度に削っていきます。
ハイポジションになるほど深くなっているように見えるのは、幅に対する深さの比(割合)が変化するために起こる目の錯覚です。実際にはほぼ均一な深さになっているはずです
一般的なプロ工房にこの作業を依頼すると結構なお値段になるようですね。手間と神経を遣うことを考えると妥当だと思いますけどね
またこの作業は、私にとっては「カスタム人生」の極初期、中学3年生の頃(1980年)に初めて実施した作業でもあります。イングウェイ登場以前の事で、当時私の在籍したスクールバンドは「DEEP PURPLE」を主なレパートリーとしていました。ちょっと不思議ですね。パープルは75年にほぼ解散しており、メンバーは「RAINBOW」や「WHITE SNAKE」「イアン・ギランバンド」等に分散してしまっていましたが・・・その後高校に入るとマイケルシェンカーグループがブレイクし、我らがLOUDNESSがデビューし、ゲイリー・ムーア祭りへと移行します。話がそれました・・・
なので私の初スキャロップ加工はリッチーを模した結果です。
いや弾き易くなったと思いましたよ
まだチョーキングのための握力も充分じゃありませんでしたしね
次回に続きます・・・