自分の作業に戻るために持ち込みオーダー品に集中します
色々とハードルの多かったセミホローの完成が近くなってきました
ブラックだった塗装はロゴのあるヘッド表面を除いてTVイエローにリフィニッシュし、「使い古したようなルックスにしてほしい」というオーダーにしたがってエイジド加工を施します。
また、若干の傷や塗装剥がれを表現した上でぼぼ全体にわたってウェザーチェックを入れました。
ネックの修理を終えたので弦高が高過ぎる症状は改善されていると信じますが、それでも調整範囲が狭いことには変わりないと思われるので、弦のゲージを変更する等、今後のことを考えてもう少し下げられるように加工を施しておきます
具体的には以下のような加工を施しました。
オリジナル状態では、ブリッジのスタッドボルトの縁部分はボディー表面にとび出る状態で設置されていますが、この部分までボディーに埋め込む仕様に変更します。この部分だけで1.5mmほどあるので外周を計ってその分だけ穴を拡張します。
【外周が14.5mmあります。】
この加工によって埋め込んだ分だけ弦高を下げることができるようになり、その上見た目もよりスマートになります
ついでにフレットの擦り合わせをしておけば、さらに弦高を下げることができるようになるでしょう。
これらの作業を全て終えたら、外してあった他のパーツ類を組み込んでいきます。コイルタップなどのギミックが仕込んであった電装系も元通りに復元していきます。
組み上がったら弦を張って各部のセットアップです。いよいよ王手といったところでしょうか