FENDER系の倍ほどの時間をかけて塗装剥がしが完了しました。ネックが外れないこともそうですが、バインディングのエッジが丸くなってしまわないようにあて木をしながら気を遣って研磨します。

 

それから苦労したのがFホールの内側の塗装剥がしですね。円になっている部分は棒にペーパーを巻きつけて研磨します。細部は手を抜いて上塗りするようなマネはしませんパー

 

 

塗装剥がしを終えたら次はスカーフジョイントの確認です。少し荷重をかけるとパックリ隙間が空きますポーン

これは「ネック折れ」ではないので古い接着剤を除去してから再度タイトボンドで接着します。具体的には隙間に600番のペーパーを挿し込んで根気よく古いボンドを削り取ってから注射器でタイトボンドを注入し、クランプで圧着したまま固定して24時間待ちます時計

 

 

塗装は生地着色の後プライマーを吹きますが、オーナーの希望は木の質感を残したフィニッシュということなので、あえて目止めは行わず、表面は木地の凹凸を生かしたままにします。ボディーとネック裏側にはTVイエロー風の塗料を吹きますが、その前にバインディングとオリジナル塗装を残すヘッド表面をマスキングします。他にも各種キャビティーやスタッドホール、Fホール内にも塗料が入り込まないように詰め物をしますあせる

 

 

用意ができたら1回目の塗装作業です。塗装後にはライトエイジド加工もあるのでもう一回土日が必要ですね。