塗装剥がしを含むリフィニッシュ作業がなかったこともあり、通常よりずっと少ない時間と労力で完成しましたが、かかったコストはこれまででも最大級かもしれません。アッシュの木目が良く、美品だったことからついつい多くのパーツをグレードアップしてしまいました
あまり高額スタートしても入札が入らないことには大赤字となってしまうため、数字の根拠を提示する意味でも交換したパーツや作業内容を列挙しておきます
まず本体は長いこと寝かせていたせいで、いくらで落札したか記憶が定かでないのですが、送料を含めると2万円前後だったと思います。それに対し、追加のパーツ代はその倍の4万円以上はかかっているかと思います。
①電装系を5コントロールのアクティブ回路へ
②ブリッジをFENDER「HI MASS」ブリッジへ
③チューナーをGOTOH GB-2へ
④ピックアップをGOTOH製JBヴィンテージタイプへ
⑤ピックガードを黒3プライへ
⑥ピックガード材から新しいコントロールパネルを製作
⑦ブレットヘッド型キャップをアルミ材から製作
⑧コントロール変更に伴い、ノブ類を全て交換
⑨全体を艶出しグロス仕上げに
⑩フロントPUにカバーを装着
これに加えて私の入手時すでにロゴが「FENDER」になってました
実際のマーカスモデルとは使われているパーツや構成に若干の違いはありますが、ルックスは誰が見ても「マーカス」と思ってもらえる姿にしてあります。
チューナーやブリッジといったハードウェアーだけではなく、注意すべきはコントローラーもマーカスドンズバではないことです。ノブは先頭から順に、可変セレクター(バランサーボリューム)・マスターボリューム・マスタートーン・同軸2バンドイコライザーの順です。
ジャックがプリアンプの電源のON-OFFを兼ねているので、使用しない時はシールドを抜いてください。プリアンプのスイッチはいわゆるバイパススイッチなので、これをOFFにしただけでは電源は切れません
実はK-garageのこのモデルは複数本ストックしてあり、今回追加パーツでコスト高を招いてしまったので、次回はもっと安く出品できるように廉価版を作ろうと思っています
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