半年前にサンバーストカラーの指定を受けて製作を始めたスネークヘッド。旧年中の引き渡しを予定していましたが、メールでのやり取りで細部の詰めがおろそかになるよりは、年を越しても納得のいくものを、ということで、ようやく完成の運びとなりましたクラッカー

 

 

米国製のキットですが、木部以外のパーツはことごとく変更しました。現在、もう1本スタンダードなホワイトカラーも製作中で、そちらはヤフオク出品用なので、作業の中身はそちらで記事にします。

ただし、これを見て自分も米国からキットを取り寄せて作ってみようという読者の方に申し上げておきます。これはプラモデルのように「色を塗って組み立てて完成」という訳にはいきません。今回POTが入らなかったのは私が部品を変更したせいですが、それ以外にもピックアップキャビティーやジャック周りなど、追加の加工をしなければ収まらない箇所や、修正が必要な箇所がいくつもありました。それなりの設備や工具、ノウハウが必要になります。これを製作している工房?は自分でこれを組み上げてみるようなことはしていないはずです。だって加工しないと組めないですチュー

とにかく数年ぶりに組んでみて、レオ・フェンダーによるシンプル極まりないこの元祖エレキが、伝統的なアコースティックギターから発展したものではなく、ラップスティールから発展したものだと実感しました。

 

 

ピックアップの数や位置、組み合わせによるサウンドバリエーションはありません。この楽器の音色に彩りを与えるのは、奏者のタッチやピッキングの位置、強弱だけです。表現力を鍛える良い練習になるでしょうね音譜