ダンボールではなく、本物のボディーにサンバースト塗装をするべく片っ端から塗装を剝がしています
次のお題はコレです
まずは2トーンを確実に仕上げられるようになってから3トーンというFENDERの歴史的経過を踏襲します。正直、多少失敗しても、その後ハードレリック加工でごまかせるという姑息な意図もあります
私の場合、過去の作例のように通常のプレベをOPB風にアレンジすることは馴れていますが、それをスティングモデルにまで持って行くにはハードルが高過ぎます それで最初からのOPBを探すことにしました。
最近はOPBを使うアーチストもちらほらいるおかげで人気もありますが、それでも選択肢はいくらもありません
ようやくみつけたのがコレ
まったくの新品購入です。ケースも付属品もそろっています。
新品の塗装を剝がしてオールリフィニッシュになりますが、他にパーツチェンジや電装系のアレンジもないので短期間で仕上げられると思っていました・・・
スティングの実物はOPBの最終型となる1957年製です。この年の後半には現代まで引き継がれるお馴染みのスタイルになりますが、それに先立って1954年のストラト誕生と共にストラトの仕様が採り入れられ、ピックガードがホワイトに、ボディーエッジがテレのような角ばったスタイルからストラトのように丸みがつけられ、エルボーコンターとバックコンターが入れられます。
このBACCHUS製はボディー形状は後期型なのにピックガードは黒。それも前期型にもない3プライの黒です。幸いスティングはピックガードは外しているからいいですけどね
それとブリッジが新型PBの4ウェイで、弦も裏通しになっていません。これをわざわざ古風な2ウェイブリッジにするかどうか・・・後で考えます
まずは分解・・・
ガ~ン!!
ピックガードいらない、と喜んでいたら・・・
いったい、このテレみたいなコード溝は
こんなのオリジナルにはね~よ しかも形がムカツク
ルーターを直線に走らせただけの溝なら埋めるのも簡単ですが、変に三角形なので同じ形のブロックを製作することになります。おまけにネックジョイント部には、BACCHUS特有のロッドレンチ用の溝もあります。ピックガードレスにするにはこれも埋める必要があります。サンバースト練習のリフィニッシュだけで済ませるつもりが結構手間かかりそうです
重い気もちを引きずりながら塗膜との格闘を開始しました。変な塗装で、シーラーの代わりに紙みたいなものが貼ってあります。こんなフィニッシュ初めて見ました。
それからサンバーストは数吹かないといけないし、オーダーされているのはテレなので、練習用としてSELDERのテレも剝がします。
とにかく頑張ります