完了している改造テレの整理を続けますパー

バスカーズはバスカーズですが、今回の黒い個体は初めて見る個体かもしれません目

写真撮るの忘れてバラしてしまいましたが、先日のキャンディーレッドと比べると、多くの違いがあることに気付きます目

   【上がキャンディーレッド、下がブラックです。】

ロゴの貼り方が全然違いますし、ヘッド形状も違います。6弦部分の肩が異様に角ばっていますひらめき電球(使われているペグも違うものでした)

裏返すとレッドは修正の必要を感じないくらいなだらかですが、ブラックは削らないとダメです。明かに異なる工作機械で加工されています。

ピックガードを外すと、フロントPUのザグリ形状も初めて見る形です。

ブログをスタートした頃、バスカーズのテレを何本も改造する記事を書いていますが、その頃の画像を探すと、スマッグラーに改造したキャンディーレッドはシングルザグリ、カブロニータ風にフィルタートロンPUを搭載した物はハムザグリでした。

ただし、リアPUやコントロールキャビティーのザグリ形状、太いコード溝は共通しています。ところが今回のブラックは、コード溝そのものが存在しません。その上、「ハムザグリ」よりも随分横に長いです。

P-90が入りそうな大きさです!! びっくり

 

無邪気な子どもの頃は「メーカー」と「ブランド」の違いも分かりませんでしたが、フジゲン以前の初期GRECOがARIA PROⅡを作っていたマツモク製だったり、その後FENDER JAPANもフジゲン製からTOKAI製、ダイナ楽器製と変わっていると知る年頃になると、「なんだかな~うーん」って感じです。

中国製でも事情は変わらず、フォトジェニックを大真面目に分析しているサイトでも、細部の細かい仕様変更を分析することで製造工場の移り変わりを指摘していますひらめき電球

 

話を元に戻すと、このブラックのザグリ、1弦側の角はピックガードのネジを打つスペースを確保するため、少し余裕をもたせてあります。ここは私もハム改造する時に神経を遣う箇所で、たとえば有名なキース・リチャーズの「ミカウバー」の場合、フロントPUをネックエンドぎりぎりまで寄せているため、ここにネジを打つことができず、ピックガードそのものを切り取ってしまっています。

 

ネジ穴に注意を払いながら慎重にルーターを当てます。

      【ネジ穴ギリギリまで切削しますあせる

 

ドンピシャでP-90のケースが収まりました クラッカー